≪最新作≫ 「私の旦那様は双子です。」 Kindle電子書籍発売!
「私の旦那様は双子です。」の電子書籍の販売を開始しました
こちらの作品は電子書籍限定の書き下ろし新作小説です
(ブログにて序盤のみ近日公開します)

※表紙画像をクリックすると
Amazonの販売ページにジャンプします
こちらの電子書籍は専用のkindleタブレットだけではなく
スマートフォン・タブレット(Android/iPhone/iPad)・パソコンでも
kindleアプリを無料でダウンロードしていただくだけで読むことができます
-本文抜粋-
「ハズレを引いたってわけね」
「ちょっと人聞き悪いこと言わないで」
「だってマユコの話をまとめると
結局そういうことになるじゃない」
「だから・・・そうじゃなくて・・・」
進藤マユコ 30才
男選びに時間をかけすぎたが
ようやく結婚した
収入も安定していて優しくて
友達に紹介しても残念だと思われない
理想の男性に巡り合えたのだ
夫は進藤ユズル 33才
結婚前にこれまでの女性遍歴を
事細かく教えてくれたが
すべて相手からの告白ではじまり
最後はつまらないと言われてフラれてきたらしい
「私はあなたが告白したはじめての女ってこと?」
「う、うん」
「嬉しいけど信じていいのかな」
「本当だよ」
ウソをつくようなタイプではない
ただひとつだけ隠していたことがあった
「実は・・・」
結婚式前日に双子だと聞かされたのだ
「どうして今まで黙ってたの?」
「それが・・・顔はそっくりなんだけど
荒っぽい性格っていうかいろいろと問題があるんだ」
もしかして前科でもあるのかと
気になって聞いてみたがそうじゃなかった
夫が付き合っている女性に手を出すくせが
昔からあるというのだ
「えっ・・・でも相手は気づくでしょ」
「うん 話し方でわかると思うんだけど
弟に手を出されてから別れを切り出されることが
ほとんどで・・・」
「私のことも信じてないってことね」
「そうじゃなくて本当に君と結婚したくて」
「もちろんあなたと結婚するわ 明日よ
そうだ 結婚式には来るんでしょ」
「あぁ うん」
「お義母様とお義父様にも口止めしてたのね」
「そうなんだ」
真面目な夫が裏工作してることに愛情を感じて
気持ちが冷めることもなく結婚式を迎えた
義弟は進藤ダイゴ 33才
双子なので似てるだろうと想像していたが
髪型まで同じにしていて本当に見分けが
つかないくらいにそっくりだった
「兄貴 結婚おめでとう」
「あっ あぁ」
「お義姉さん はじめまして」
「は、はじめまして」
「すいません コピーみたいでしょ
髪型まで同じなのは昔からなんです
兄貴のマネするのが好きで」
「いい加減やめてほしいんだけど」
「じゃあ 散髪屋を変えればいいだろ」
「いやっ 子供の頃からあそこでしか
髪を切ってもらったことないから」
「俺もだって」
「おまえは美容室でも何でも行けるだろ」
「いやっ もう趣味になってるんだ
体型まで同じになるように気をつけてるんだぞ」
確かに話し方ですぐにわかるが
見た目が夫と同じなので荒っぽくは見えない
「仕事はしてるのか 最近小遣いせびりに来ないけど」
「ハハハッ ちょっとセレブと付き合ってるから」
「それはヒモっていうやつだろ」
「ジゴロって言ってくれよ ヒモって貧弱だし ハハハッ」
-以上-

こちらの作品は電子書籍限定の書き下ろし新作小説です
(ブログにて序盤のみ近日公開します)

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スマートフォン・タブレット(Android/iPhone/iPad)・パソコンでも
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-本文抜粋-
「ハズレを引いたってわけね」
「ちょっと人聞き悪いこと言わないで」
「だってマユコの話をまとめると
結局そういうことになるじゃない」
「だから・・・そうじゃなくて・・・」
進藤マユコ 30才
男選びに時間をかけすぎたが
ようやく結婚した
収入も安定していて優しくて
友達に紹介しても残念だと思われない
理想の男性に巡り合えたのだ
夫は進藤ユズル 33才
結婚前にこれまでの女性遍歴を
事細かく教えてくれたが
すべて相手からの告白ではじまり
最後はつまらないと言われてフラれてきたらしい
「私はあなたが告白したはじめての女ってこと?」
「う、うん」
「嬉しいけど信じていいのかな」
「本当だよ」
ウソをつくようなタイプではない
ただひとつだけ隠していたことがあった
「実は・・・」
結婚式前日に双子だと聞かされたのだ
「どうして今まで黙ってたの?」
「それが・・・顔はそっくりなんだけど
荒っぽい性格っていうかいろいろと問題があるんだ」
もしかして前科でもあるのかと
気になって聞いてみたがそうじゃなかった
夫が付き合っている女性に手を出すくせが
昔からあるというのだ
「えっ・・・でも相手は気づくでしょ」
「うん 話し方でわかると思うんだけど
弟に手を出されてから別れを切り出されることが
ほとんどで・・・」
「私のことも信じてないってことね」
「そうじゃなくて本当に君と結婚したくて」
「もちろんあなたと結婚するわ 明日よ
そうだ 結婚式には来るんでしょ」
「あぁ うん」
「お義母様とお義父様にも口止めしてたのね」
「そうなんだ」
真面目な夫が裏工作してることに愛情を感じて
気持ちが冷めることもなく結婚式を迎えた
義弟は進藤ダイゴ 33才
双子なので似てるだろうと想像していたが
髪型まで同じにしていて本当に見分けが
つかないくらいにそっくりだった
「兄貴 結婚おめでとう」
「あっ あぁ」
「お義姉さん はじめまして」
「は、はじめまして」
「すいません コピーみたいでしょ
髪型まで同じなのは昔からなんです
兄貴のマネするのが好きで」
「いい加減やめてほしいんだけど」
「じゃあ 散髪屋を変えればいいだろ」
「いやっ 子供の頃からあそこでしか
髪を切ってもらったことないから」
「俺もだって」
「おまえは美容室でも何でも行けるだろ」
「いやっ もう趣味になってるんだ
体型まで同じになるように気をつけてるんだぞ」
確かに話し方ですぐにわかるが
見た目が夫と同じなので荒っぽくは見えない
「仕事はしてるのか 最近小遣いせびりに来ないけど」
「ハハハッ ちょっとセレブと付き合ってるから」
「それはヒモっていうやつだろ」
「ジゴロって言ってくれよ ヒモって貧弱だし ハハハッ」
-以上-

