新作「清掃員美花」の電子書籍の発売を開始しました
こちらの作品は未発表新作になります
マンションの清掃員と住人のちょっとエッチな物語
この作品の主人公美花の以前の職場での出来事を描いた
「美花プレイバック」はブログにて公開中です

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こちらの電子書籍は専用のkindleタブレットだけではなく
お持ちのスマートフォン・タブレット(Android/iPhone/iPad/iPod touch)でも
kindleアプリを無料でダウンロードしていただくだけで読むことができます
-本文抜粋-
「おはよう」
月曜日の朝10時前
他の住人の多くはすでに出かけてる時間帯だ
「不燃ごみの日よ あるならすぐ出してね」
「あっ あります あります」
こんなことを教えてもらうなんて
今までなかったことだ
ごみの日なんていつもは気にしていない
夜とかにしれっと出しておけば
なんとなく処理されているのでいつもそうしている
「ここの人たち めちゃくちゃね」
「えっ」
「缶を分別してない人もいるし」
さすがに僕は分別はしている
「今まで仕事だったんでしょ」
「はい 週2回は夜勤なので」
「ふ~ん 大変ね」
「もう慣れましたよ」
ゴミ置き場は自転車置き場と併設している
「みんな出かけると広いわよね」
「はぁ」
「前担当してたマンションは昼間でも
自転車が半分以上残ってたから大変だったの」
「そうなんですか」
「興味ないわよね」
「いえっ あっそうだ」
「何?」
「あれ 何て読むんですか」
「どれ」
「おばさんの名前」
「名前?あぁソイって読むのよ
そんなこと気にするなんてお兄さん面白いわね」
「いやっ たまたま目に入って・・・
ソイミカさんですか カッコいい名前ですね」
「ソイミハナなの」
「あっ・・・」
「いいの いいの よく間違えられるから」
なんだかおばさんとははじめから自然と話せた
母親と話してるような感覚というか
気を使わずに何でも言える気がしたのだ
-以上-