妹との再会(1)「お兄ちゃんは何も知らないんだね」

「久しぶりだな ナオミ」
「うん お兄ちゃん」


尾崎ケンサク 44才

両親が離婚して俺は母と妹は父と暮らすことになった
俺たちが離れ離れになったのはもう20年も前のことだ 
それ以来妹と会うことはなかった


「大丈夫か」
「うん やっぱりお母さんは来てないんだね」
「あぁ」


妹はナオミ 39才 

父がガンで一昨日亡くなった

ガンで闘病してたことも昨日の電話ではじめて知った


葬儀には誰も呼んでいない 俺と妹の2人だけだ
父が死ぬ前にそうして欲しいと言ったらしい



「終わったな」
「うん」
「あとは何もしないってことだろ」
「うん お金の無駄だからって」

「こんなところで暮らしてたんだな」
「ずっと貧乏ってわけじゃなかったんだけど
引っ越そうとすると私が病気になったりして」
「病気?」
「もう完治したから大丈夫なんだけどね」
「そうか」

「お兄ちゃんもずっとお母さんと暮らしてるんでしょ」
「あぁ 結婚もせずにな」
「ウフフッ 兄妹揃って独身なんだね」
「相手いなかったのか そんなことないんだろ」
「うん 結婚しようとしたらお父さんがガンになっちゃって」
「それでフラれたのか」
「ううん 相手に申し訳なくて断ったの 私が」
「つくづくタイミングが悪いな おまえは」
「うん そうみたい」

ピチャンッ ピチャンッ

「あっ ちゃんと蛇口締めないとね」

「なぁ ナオミ これからは一緒に暮らそう」
「ううん ここでひとりで暮らすよ 仕事もあるし」
「おまえひとりくらい俺が面倒みてやるって」
「お母さんは私に会いたくないと思うし」
「そんなわけないだろ」

「じゃあ どうして一度も会いに来なかったの?」
「それはそういう約束だったんじゃないか」
「お兄ちゃんは何も知らないんだね」
「どうしたんだ 急に」
「離婚する時にどっちについていくか聞かれた?」
「もう子供じゃなかっただろ 俺たち」
「でも一緒に住むことは決まってたじゃない」
「まぁ そうだけど・・・」

「私がお父さんのこと嫌いだってお母さん知ってたんだよ」
「えっ!?」
「それなのに・・・」
「父さんと何かあったのか」
「そうじゃなくて父親を遠ざけたい時期だったの」
「あっ あぁ そういうことか」
「私がひとりで暮らせないのわかってたはずだしさ」
「高校卒業してすぐだもんな」
「聞かれたらお母さんと暮らすって言うつもりだったのに
勝手に話がどんどん進んでいって・・・」
「その時に俺に相談してくれてれば・・・」
「お兄ちゃんは離婚が決まってから
ほとんど家に帰ってきてなかったじゃない!」

確かにそうだ もう大人になっていたのに
親の離婚に心をかき乱されてしまっていたのだ

妹の気持ちを考える余裕なんてなかった


「お兄ちゃんはお母さんのこと嫌いだった?」
「いやっ どっちかといえば好きだった」
「やっぱりね 私なんてどうでもよかったんだ」
「そんなことは・・・いやっ 全く頭になかったな」
「ひどいよ」
「すまない あの時は俺もどうかしてたんだ」
「ちょっと落ち着いてからでもさっきの言葉を言いに
ここに来てくれてもよかったのに」

「おまえから連絡してくれれば・・・」
「私だけ悪者になればよかったってこと
父親を見捨てる娘になれっていうの」
「そこまでは言ってないだろ 疲れてるみたいだな」
「当たり前でしょ 大丈夫なわけないじゃない
ずっとお父さんの面倒をみて・・・」

妹の涙を見つめながら20年前の自分を戒めた



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妹との再会(2)「私なんてその程度の存在なんだね」

「ナオミ 俺と一緒に暮らしてくれ 頼む」

「じゃあ お兄ちゃんがこっちに来て」
「えっ!?」
「お母さんの顔なんて見たくないもん」
「それは・・・」
「私なんてその程度の存在なんだね」
「そんなこと言ってないだろ」
「もういいよ 会うのは今日で最後にしよう
見知らぬ土地に行って誰かと幸せな結婚するから」
「ヤケになるなって」
「なってないよ その方が幸せに決まってるもん」

「わかった わかった ちょっと考えさせてくれ」

しばらく頭の中で妹の話を巡らせていった

確かに母のしたことは非情な気がする
ただ年老いていく母を見捨てるのも心苦しい


「お兄ちゃん」

「もうちょっと・・・」
「そうじゃなくてここオフロないからさ
一緒に銭湯に行こうよ 3日も入ってないんだよね」
「あっ あぁ そうか」
「ゆっくりと湯船に浸かって考えてくれればいいから
どっちを選択しても嫌いになったりしないし」
「ありがとな ナオミ」
「言いたいこと言ってちょっとすっきりしたかも」


「お兄ちゃん 着替えはお父さんのでいいよね」
「あっ あぁ そうだな」

「じゃあ 行こう カミソリも入ってるからね」
「あぁ」

アパートを出て歩き出した

「近いのか」
「うん 5分もかからないよ あの煙突だから」

「どれくらいのペースで銭湯に行ってたんだ」
「う~ん お金がある時は週に3回は行ってたかな
でも今の仕事はじめてからは休みの日だけだよ
普段は会社のシャワーを使わせてもらってるから」
「そうか」

「ナオミ ちょっと太ったか」

昔に比べておしりがムチムチとしている気がする
あと明らかに胸は大きくなった

「覚えてないでしょ 昔の私の体型なんて」
「小さい時はオフロに入れてやってたから
結構はっきり覚えてるんだけどな」
「そうなんだ」
「俺と同じでおしりの穴の近くにホクロがあるだろ」
「もう そんなことは覚えてなくていいよ」
「ハハハッ」

離れる時よりも小さい頃のことを覚えてるのは
あまり妹を見ないようになってたからだ



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妹との再会(3)「もう お兄ちゃん どこ見てるのよ」

「ここ ここ」

「営業してるのか」
「私は常連だよ 営業時間くらいわかってるって」
「そうだよな」

「どうしよっか 先に帰ってるなら鍵渡しておくけど」
「いやっ 待ってるって マッサージ機とかあるんだろ」
「誰も使ってないんじゃないかな」
「まぁ ゆっくりしてるから 声かけてくれ」
「わかった 今日はお兄ちゃんに合わせて
1時間以内にあがるようにするから」


「いらっしゃい ナオミちゃん 久しぶりね」
「うん あっ あっちにいるのお兄ちゃんだから」
「そうなのかい あんまり似てないね お父さんと」

父が亡くなったことはまだ知らないようだ

「じゃあね お兄ちゃん」


昔懐かしい銭湯といった感じがする
テレビでは見たことあるが入るのははじめてだ

客はここからお年寄りが2人見える

とりあえず空いてるロッカーの前で脱いでいった


ガラガラっ

ここに父も来ていたのか そう思うと感慨深い
お決まりの富士山の絵もなかなか味がある


「熱っ」

家ではぬるま湯に浸かるくらいなので
かなり熱く感じる 長く入るは無理そうだ

20年の月日はさすがにあっという間じゃない
俺にもいろんなことがあった

いやっ そんなことよりも妹のことを考えよう

3人にとって一番いい着地点は・・・

母が元気なうちに一旦妹と暮らすことにして
2人の関係改善を図っていくのが最善な気がする

実の母と娘なんだから和解することもあるはずだ

和解しなかったら・・・妹を結婚させるのもいい
一緒に暮らさないといけないわけじゃない

俺の結婚はそのあとかな いやっ 出来ないかもしれない
母と妹の問題を抱えながら年老いていくだけな気がする

それも俺の人生だ 

父の看病をひとりでしていた妹に比べれば幸せな人生だろう 
これからは妹のわがままも少しくらいきいてやれる

母は何て言うだろう 想像がつかない
ただ行かないでと言われても妹を優先しまいそうだ


「あぁ 気持ちいい」

マッサージ機に座るなんて本当に久しぶりだ



「早かったでしょ」
「あぁ」
「だいたいお兄ちゃんはそれくらいかなって」
「読まれてたか ハハハッ」

妹の黒いTシャツをチラッと見ると
ブラをしてないことがすぐにわかった

「おまえブラしてないのか」
「もう お兄ちゃん どこ見てるのよ」
「誰でも気づくぞ 今までもずっとそうしてたのか」
「うん でもTシャツなのは暑い時期だけだよ
あとお父さんと一緒のことも多かったし」
「何だかんだうまくやってたんじゃないか」
「当たり前じゃない ごはんも一緒に食べてたし
そんなに話はしてなかったけど」

ということは夏の間はずっとこの格好で
部屋にいるということか 反射神経的に見てしまいそうだ
興味ない母の胸にも視線を送ってたくらいなのだから

「お酒買って帰ろうか」
「おっ おぅ」

ビールや焼酎なんかを買い込んだ

「ナオミとお酒を飲む日が来るとはな」
「ウフフッ そうだね 今日がはじめてだね」



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妹との再会(4)「帰ったら毎日マッサージしてあげるから」

「乾杯!」

「ハハハッ そういうことはまだ言っちゃダメだろ」
「そっか そうだね」

何だか妹の表情が明るくなった気がする
銭湯でキレイにしてきたからだろうか

「すっぴんをそんなにじっくり見られると困るよ」
「おまえはその方がキレイだと思うけど」
「本当に?」
「あぁ」
「でもそれって化粧が下手ってことよね」
「あっ いやっ そういうことじゃ・・・」
「ハハハッ 冗談だよ 下手なのはわかってるから」

ビールを2缶づつ飲み終えて焼酎タイムに移っていった


「あぁ 明日帰っちゃうんだね お兄ちゃん」

こんな風に薄着の妹と毎日飲めるなら・・・

早くこっちで一緒に住みたいな

「すぐに戻ってきてやるよ」
「えっ!えっ!本当に? 明日になって
酔ってて覚えてないとかなしだよ」
「じゃあ どっかに書いておくか」
「うん 書いて書いて」

2人でここで暮らすことを心に決めた

「ウフフッ うれしいなぁ」

「あぁ でも車通勤1時間はキツいな
時期をみて転職するしかないか」
「帰ったら毎日マッサージしてあげるから」
「本当かよ 最初だけのサービスだろ」
「ウフフッ そうかも 私も仕事してるしね」
「ハハハッ」

「お兄ちゃん そんなにおっぱいが見たいの?」
「そんなこと言ってないだろ」
「でも寝てる時に勝手にシャツをめくって
見たりするのは絶対にやめてね」
「当たり前だろ 何を言ってるんだ」

ちょっと悲しげな表情になったのを俺は見逃さなかった

「まさかだけど父さんに・・・」
「う、うん ガンが見つかったあとにね
それまでは本当に何もなかったのに」
「気づいてなかっただけじゃないのか」
「ううん お兄ちゃんみたいにジロジロと
見たりすることもなかったもん」
「じゃあ 父さんがナオミを選んだんじゃなくて
母さんが俺を選んだってことか」
「だから会いたくないんだよ」

妹の気持ちが痛いほどわかってきた

「帰って母さんと会うのが気まずくなってきたな」
「すぐにこっちに来ればいいじゃない」
「まぁ そうだけど・・・」
「私とお母さんの仲直りは一生ないからね」
「そんな・・・」
「今日来てないってことで誰に聞いてもわかることだよ
私だけじゃなくてお母さんも会いたくないのよ」
「はぁ・・・」

気持ちよく酔ってきたと思ったら醒めてきた

「ごめんね お兄ちゃん」
「どうしたんだ」
「ずっと誰にもわがままを聞いてもらえなかったから
ついつい・・・楽しく飲もうって決めてたんだけどさ」
「ナオミ・・・これからは俺がわがまま聞いてやるからな」
「ウフフッ うれしいな」

「笑うと可愛いな」
「じゃあ 笑ってない時はブスってことじゃない」
「ハハハッ」
「ちょっとぉ お兄ちゃん否定してよ もう」

「なぁ 父さんにどんなことされてたか聞かせてくれよ」
「興奮しちゃいそうだなぁ」
「いいだろ 興奮くらいさせてくれよ」
「さっきからこれだけで十分興奮してるのに」

Tシャツを引っ張ってくれた 
乳房あたりががくっきりと浮かび上がって・・・

「乳首はたってないのか」
「うん まだ陥没したままだよ」
「そうなのか」
「相当興奮しないとたってこないんだよね」

妹とこんな話をすることになるなんて
来る前には全く予想していなかった



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妹との再会(5)「ナオミ 近づいてもいいか」

「寝たきりになる前かな めくられたのは
気づかないフリをしてあげたんだけど」
「やさしいじゃないか」
「苦しむ姿見てたから怒る気にもなれなくて」
「じゃあ 揉まれたのか」
「うん 揉まれたり舐められたり あと・・・」
「なんだ それ以上のこともされたのか」
「おちんちんをおっぱいに押しつけられたりかな」
「あっ あぁ」
「お兄ちゃんはその気持ちわかるだろうけど」
「娘にはそんなことしないとは思うけど
そういうことをしたい気持ちはわかる」
「正直だね ウフフッ」

「じゃあ パンツも脱がされたのか」
「ううん おっぱいだけだよ ずっと」
「よかったな」
「お父さんも仕方なくだからね
それまでは外で処理してたんだろうし」
「そうなのか」
「あっ エッチなDVDは何枚か押し入れにあるよ
私がいない時にひとりでしてたみたいで」
「おっ そうか」
「お父さんのお下がりでお兄ちゃんもオナニーすれば」
「おまえも見たりしてたんだろ」
「そりゃあ 何度かは見たけどあんまりだったかな」
「ちょっと出してもいいか」
「いいよ」

ちゃぶ台の上にエロDVDを5枚並べた

「たった5枚か」
「本もあったでしょ」
「エロ本なんて使えないって」
「持ってないの?」
「いやっ 持ってるけどな」
「お母さんに見つかってるんじゃないの」
「それはないって 部屋が分かれてるから」

「あんまりでしょ」
「そうだな 人妻モノばっかりだし」
「この3枚が同じAV女優だから人妻っていうよりも
このAV女優が好きだったんじゃないかな」
「そうだな いい体してるし」

AVと妹を見比べてみた 顔は比較にならないが
体だけならいい勝負かもしれない

「くびれなんてないよ 私は」

Tシャツをめくっておなかあたりを見せてくれた

「おっとぉ サービスがいいな もうちょっと・・・」
「ダメダメッ おっぱいは一緒に暮らしてくれてからだよ」
「本当か!?さっき見ないでって」
「勝手に見ないでって言ったんだよ」

「ナオミ 近づいてもいいか」
「いいよ」

今日はおなかだけでも十分だ

「何人くらいの男と経験したんだ」
「もう お兄ちゃん 酔っぱらいすぎだよ」
「俺は3人だ」
「少ないね 付き合いが長かったの」
「いやっ 2人はワンナイトで1人は3年だ」
「じゃあ ほとんどオナニー生活だったんだね」
「あぁ」

「私は・・・ひとりだよ」
「えっ!?」
「その結婚しようと思ってた彼がはじめての相手だもん」
「付き合いは何年だ」
「1年 でもエッチした回数は数えられるほどだよ」
「何回だ」
「8回」
「生まれてから8回だけか」
「うん お兄ちゃんは」
「3年付き合ってた彼女は同じ職場だからほぼ毎日だ」
「うわぁ すごいね」
「若いうちはそれが普通だろ 休みの日は彼女の部屋で
ハメっぱなしだったし」
「もう お兄ちゃん 私も一応女なんだから
ハメるとか気安く言わないで」
「ごめん ごめん 友達と話してる気分になってた」
「ずっとおっぱいの方見てるのに」
「ハハハッ」



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妹との再会(6)「でも触ったりしないでね 今日は」

「ちょっとトイレで一発出してきてもいいか」
「酔ってるから飛び散っちゃうでしょ」
「ハハハッ」
「ここでしていいよ 布団かぶっててあげるから」
「一緒にすればいいだろ」
「ううん お兄ちゃんに早く来てもらいたいから
焦らさないと」
「頭いいな それよりおまえ酒強いな」
「うん でもこれ以上飲んじゃうと
私もエッチな気分になるからやめようかなって」

DVDをセットして再生を押した

「ちょっとお兄ちゃん待ってよ」

妹はズボンを脱いで布団に潜り込んだ

「今 黒いパンツが見えたぞ」
「喪中だもん ティッシュはトイレに流してね」
「流しても大丈夫なのか」
「じゃあ トイレットペーパーに出して」
「おっ おぅ」


「はぁ はぁ あっ あぁ」

俺が興奮してる様子を布団の中で聞いてるのは
間違いなかったがさらにサービスしてくれた

おしりだけ布団から出してくれたのだ
黒いパンティがかなりエロい

「はぁ あっ あぁ あぁ~~~~~」

生まれてはじめて妹をネタにしてしまった



「じゃあ 寝ようかな」
「お兄ちゃん 私のとなりで寝てね」
「あっ あぁ」
「でも触ったりしないでね 今日は」
「何度も言わなくてもわかってるって」
「ウフフッ お兄ちゃん おやすみのチュウして」
「えっ!?」

チュッ!

「私からしちゃった」
「ハハッ」

一緒に暮らすのが楽しみで仕方ない




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妹との再会(7)「婚前交渉はありですか 尾崎さん」

「ケンサク あんまりじゃないか」
「いやっ ナオミを放っておけない
結婚させるまでは一緒にいるつもりだから」

母は引き留めはしたが半分あきらめてるようだった
自分のしたことに対する罪意識が多少はあるのだろう

仕事はどうしようかと思ったが辞めることにした

ルート配送の仕事の求人を探してみると
向こうにもいくつか出ていたからだ
警備員の経験もあるのでどっちかで決まるだろう



「辞めなくてもいいじゃないですか 尾崎さん」
「いやぁ 通勤で1時間はバカバカしいだろ」
「俺らから逃げられると思うなよ」
「時々はこっちにも顔出すって」

本田タケシ 40才 山下タツヤ 33才

2人は同じ配送会社で働く飲み仲間だ

どっちも年下だが本田は同じ年に入社したので
最初からため口で話している


「妹っていくつなんだ 俺と同じくらいだろうけど」
「あぁ おまえのひとつ下だな」
「未婚なんだろ」
「父親の看病で行き遅れたみたいだ」
「ちょっとかわいそうだな」

「似てるんですか 尾崎さんに」
「おまえ ちょっと笑ってないか」
「そんなことないですって ハハハッ」
「ふざけやがって~」
「やめてくださいよ」

「俺たちもそっちに招待してくれるんだろ」
「広いところに引っ越してからでいいか」
「どうして」
「1Kフロなしの木造アパートだぞ」
「昭和じゃないですか 見てみたいなぁ」
「見に来るのはいいけど騒げないから
どうせ店に行くことになるぞ」

「でも気まずくないのか 妹と2人きりって
それも20年くらい会ってなかったんだろ」
「会ってすぐはさすがに気まずかったけどな」
「子供の頃ならまだしも妹と2人なんて・・・」
「本田さんも妹さんいましたよね」
「いるから余計にそう思うんだって
大人になって2人で暮らすなんて想像出来ないぞ
まぁ うちの妹は結婚して子供3人いるけど」

「若い時なら気になりそうですね」
「オナニーの邪魔ってことだろ」
「はい 尾崎さんはどうか知らないですけど
部屋でAV見れないなんて考えられないなって」
「まぁ 早めに引っ越すつもりだから
しばらくなら何とかやり過ごせるって」
「ハハハッ やっぱり考えてたんだな」
「そりゃあ そうだろ」

「写真ってないんですか」
「もしかしてうちの妹に興味あるのか」
「いやっ それは会ってみないと」
「年上もありになったのか 山下」
「何年も彼女いないって知ってるでしょ」
「俺には似てないけど期待されても困るぞ」
「ハハハッ じゃあ 見合いだな」
「本田さんも一緒に」
「バツイチはダメだろ」
「いやっ 妹がよければ別にかまわないけどな
ただ浮気とかしたらタダじゃおかないぞ」
「じゃあ 無理だな 俺は」

「社交辞令じゃないだろうな 山下」
「本気ですよ」
「いやぁ いいみやげ話が出来た 写真撮っていいか」
「はい 顔がちょっと赤いですけど」
「ちんちんも先に見せておいた方がいいんじゃないか」
「どうぞ どうぞ」
「早漏ってことも先に・・・」
「それはダメですって 鍛えてる途中なんですから」
「ハハハッ」

年の差が少し気になるがうまくいってほしい

山下は本田と違って浮気する心配がない真面目な男なのだ
今までの恋愛もすべて彼女の浮気でダメになっている

「付き合うことになったらパイパンにしてもらおうかな」
「山下の妄想劇場がはじまったな」
「別にいいですよね 尾崎さん」
「俺に断ることじゃないって そんなことは」
「ハハハッ」

「会った時のお楽しみって思ったんですけど
ちょっとだけ教えてもらっていいですか」
「あぁ」
「おっぱいはどれくらいの大きさですか」
「そうだな 小さくはないとだけ言っておこうか」
「パイパンで巨乳なんて・・・あぁ~ たまらない」
「妄想するのはいいけど19じゃなく39だからな」

「なぁ 見合いの時は俺も立ち会ってもいいか
何だか面白くなりそうだから」
「ハハハッ もちろんもちろん」

「婚前交渉はありですか 尾崎さん」
「見合いした日にホテル行ったってかまわないって
条件的に山下の方が選ぶ立場なんだから」
「寛容な兄貴だな」
「父親のことで苦労してたみたいだから
早く幸せになってもらいたいんだ」
「そしてそのあと尾崎もついに結婚か」
「そういうことだな ハハハッ 山下期待してるぞ」
「了解です!」

結婚するかどうかはわからないが
妹に9回目のセックスはプレゼント出来そうだ



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妹との再会(8)「母さん 背中流してやろうか」

「母さん 背中流してやろうか」

仕事の引き継ぎも済んで荷物も向こうに送って
明日ついに妹のところに行くことになった

「なんだい 一生のお別れでもあるまいし
急に優しくされると気持ち悪いだろ」
「いいだろ ほらほらっ」

母とオフロに入るのは子供の頃以来だ

「やっぱり行ってしまうんだね」
「妹を結婚させたら戻ってくるって
でも母さんに彼氏が出来てるかもしれないな」
「そうだよ 再婚してるかもしれないよ」
「もしかして今そんな相手いるのか」
「相手はいるさ 何人もね」
「ハハハッ」

「じゃあ 入ろうか ケンサク」
「あぁ」

母のハダカを見るのも子供の頃以来だ
年を取ったこともあるが記憶していた感じと違う

ただ乳首が陥没しているのを見て妹の話を思い出した

「ちょっと恥ずかしいな」
「自分から入ろうって言ったのに何を言ってるんだい
でも少しは成長したみたいだね」

母は半立ちになっているちんちんを見て微笑んだ


「それにしてもいつになったら結婚するんだろうね」

俺が先に体を洗っていると湯船から声をかけてきた

「ナオミを結婚させたら本気で探すから」
「本当ならお兄ちゃんのあんたが先だろ」
「モテないんだから仕方ないだろ」
「昔の彼女をまだ引きずってるのかい」
「そんなことないって・・・」

引きずってた時期もあったがさすがに今は大丈夫だ

ただオナニーする時に彼女とのセックスを
思い浮かべることはある

「気を遣って言わないようにしてたんだよ」
「別に・・・そんなの母さんらしくないだろ」
「そうだね これからは何でも言うようにするよ」

「じゃあ ナオミのことも・・・」

しばらく離れて暮らすので思いきって聞いてみた

妹のところから帰ってきてすぐにでも聞こうとしたが
気まずくなるのがイヤでこの話を避けていたのだ

「私を憎んでるのはわかってるさ」
「俺は2人が普通に・・・」
「私が元気なうちは無理だろうね 同じ性格だから
ナオミの考えてることは手に取るようにわかるけど」
「母さんから謝ればいいんじゃないの」
「何を謝るんだい 私は悪いことしたなんて思ってないよ
ただ平等に子供をひとりづつ選んだだけだろ」
「そうだけど・・・」
「ケンサクはお父さんについていきたかったのかい」
「いやっ 俺は母さんが好きだし・・・」
「ウフフッ それさえ聞ければ私は幸せだよ
ナオミとは死ぬまでにわかりあえればいいから」
「死ぬとか言わないでくれよ」
「あんたよりは先に死ぬさ 早くても20年後に」
「30年は生きてよ」
「そんなに生きてたら追い越してしまうだろ ハハハッ」


「じゃあ 母さん」
「背中だけと言わず全身洗っておくれよ」
「あぁ」

まずは髪から洗っていった

「ウフフッ 気持ちいいね」
「これでいいの」
「もっとゴシゴシ洗ってくれてもいいよ」
「わかった」

そして体の方も洗っていくことにした

服の上から見ていた胸もボディタオルで洗っていく

「あぁ うれしいね」

「母さん やっぱりおっぱい垂れてきてるな」
「当たり前だろ 10年前からとっくに垂れてるさ
それにあんたの記憶は30年以上前のおっぱいだろ」
「そうだけど」
「ずっとこのおっぱいを吸ってたんだよ
あんたもナオミも」
「それは全く記憶にないけど」
「まぁ そうだろうね ここも頼むよ」

母は立ち上がって足を広げた
さすがにその部分には何の感情も湧かない

「今度また一緒に住むことになったら
こんな風に時々洗ってくれるかい」
「あぁ わかった 一緒に住まなくても
ここに帰ってきたらそうするから」

母はおもむろにおとなしくなっていた
ちんちんを握りだした

「ちょっと 母さん」
「ハハハッ 成人した息子のおちんちんを
握る母親なんてなかなかいないだろうね」
「当たり前だろ」

握られてるとさすがに反応してくる

「かたくなってきたじゃないか」
「放してくれよ もう」
「いいのかい」
「恥ずかしいだろ」
「仕方ないね 目をつぶっててあげるから
スッキリすればいい 湯船の中でまだ話をしたいし」

母は目を閉じた

「疲れるから座らせてもらうよ」

湯船の淵に腰をかけた

「母さん・・・」

乳首が顔を出している 母も興奮してるようだ

「はぁ はぁ」
「おっぱいを揉んだっていいんだよ
こっちも見るかい」

足を広げてワレメを見せてくれたが
そっちは全く興味ないのだ

「じゃあ・・・」

母のおっぱいを吸いながらしごいていった


「あっ あぁ あぁ~~~~~」

妹に続いて母までネタにしてしまった


「ケンサク まだまだ若いね」
「そんなことは・・・」
「ハハハッ まさかおっぱいを吸われるなんて
いつかナオミに話してやろうかね」
「やめてくれよ」
「いいじゃないか」
「本当にそれだけはやめてくれって」
「ハハハッ 冗談に決まってるだろ」
「はぁ・・・」



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妹との再会(9)「無理だよ 年下なんて」

「お兄ちゃん!」

妹に笑顔で出迎えられた


「ちょっと待たせたな 悪い悪い」
「そうだよ 引き継ぎする間くらいは
ここから通えばよかったのに」
「それも考えたんだけどな」

「ウフフッ でもそんなのどうでもいいや
来てくれて本当にありがとう」

「じゃあ 早速この荷物を何とかするか」
「そうだね」

「パンツは私と同じところに入れていいから」
「おかしいだろ それは」
「家族だったら普通だよ」

「間違えて私のパンティはいても何も言わないから」
「そんなことあるわけないだろ」
「私もお兄ちゃんの勝手にはいてもいいよね」
「あっ あぁ それは別にいいぞ」
「ウフフッ」

「すぐに引っ越したいって言ってたけど
私はしばらくここでもいいかなって」
「まぁ 家賃は安いけどわざわざ銭湯に行くのは
面倒っていうか 部屋も分かれてた方がいいだろ」
「この間泊まっていった時は一緒に寝たのに」
「まぁ それはいいんだけどあとひとつ理由があるんだ」
「何?」
「ナオミに見合い話を持ってきたんだ
新しい部屋に引っ越してから呼ぼうと思ってな」
「えっ!?」
「俺が仲良くしてる奴なんだけど」
「電話で何も言ってなかったじゃない」
「驚かそうと思ってな おまえより年は6つ下だぞ」
「無理だよ 年下なんて」
「年下は苦手なのか」
「そうじゃなくてハードルが高すぎるって バツイチなの?」
「いやっ まっさらだな」
「親が反対するに決まってるでしょ」
「次男だから大丈夫だって 長男夫婦と同居してるから」
「そうなんだ」
「これこれ」

妹に山下の写真を見せた

「ちょっと酔ってる時に撮ったから顔が赤いけどな」
「・・・」
「何とか言えよ ダメならダメでいいんだから」
「・・・そんなことないよ」
「気に入ったのか」
「もっと可能性ある男の人を紹介してほしかったな」
「こいつずっと彼女いないって」
「本当に?」

これは悪くない感触だ 山下次第ということか

「じゃあ 見合いはOKでいいよな」
「う、うん」

「おまえのことちょっとだけ話してあるんだ」
「どんな風に?」
「年と俺に似てないけど期待するなって」
「ひどいよ お兄ちゃん!」
「ハハハッ あっ そうだ もうひとつ
おっぱいは小さくはないって言っておいた」
「ちょっとぉ」
「それくらいいいだろ」
「ウフフッ」

「新しいとこに引っ越してから面接に行こうかなって
住所変更とかまとめてやっておきたいから」
「そっか まだ向こうのままだもんね」
「すぐにおまえが結婚することになったら無駄になるけどな」
「私の代わりにお嫁さんが住むことになるんじゃない」
「それならそこそこの部屋を選ばないといけないな」
「結局お母さんと2人で暮らすことになるかも」
「まぁ そういうのはおまえの結婚が決まってから
考えればいいことだな」
「そうだね」


「今日も銭湯に行ってから飲み会しよ」
「ハハハッ 合鍵ももらっておかないとな」
「これだよ」



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妹との再会(10)「見られるだけじゃ興奮しないよ」

「乾杯!」

そして兄妹同居記念飲み会がはじまった


「やっぱり銭湯は俺には熱すぎるな」
「まだ言ってるの ウフフッ」

「明日仕事あるんだろ」
「うん でもお酒強いから大丈夫だよ」
「そうか 俺は早速部屋探しに行かないとな」
「無職だと部屋借りれないよね」
「とりあえずナオミが世帯主になるな
辞める前に部屋を探しておけばよかった」
「お兄ちゃん 要領悪いなぁ」
「考えることが多くて抜けてただけだって ハハハッ」

考えてたことの中に妹がおっぱいを見せてくれると
言ったことも含まれている

酒が進んできたので聞いてみることにした

「なぁ」
「何?」
「あの話だけど・・・」
「あの話ってどの話?いろいろ話してるからさ
あっ お母さんの話?」
「いやっ 違うって」
「それじゃ・・・あっ お兄ちゃん まさか・・・」
「そうだよ いつ見せてくれるんだ」
「ハハハッ やっと聞いてくれたぁ」
「何だよ 気にしてることわかってたのか」
「当たり前でしょ お兄ちゃんが見たいって言うまで
こっちからは何も言わないことにしてたの」
「そうだったのか」
「私が見せたいんじゃなくて見たいっていうから
仕方なく見せてあげるんだもん」
「まぁ そうだよな」

「脱いであげるね」

この1か月想像し続けていた妹のおっぱいが姿を現した
母のおっぱいを見たあとなのでついつい比べてしまう

「ナオミ・・・ありがとな」
「そうだよ こんなに優しい妹なんてこの世にいないよ」
「あぁ」

俺は引き寄せられるように近づいていった

「陥没してるってことはまだ興奮してないんだな」
「見られるだけじゃ興奮しないよ」
「触ってもいいのか」
「どうせいろんなことしようって思ってたんでしょ」
「ハハハッ その通りだ」

「その前に口移しでお酒を飲ませてほしいな」
「お安い御用だ 何を飲むんだ」
「焼酎をストレートで」
「わかった」

焼酎を口に含んで妹に口づけていった
この状況だけで十分にエロい

ディープキスをしながらおっぱいを揉んでいく

「はぁ はぁ」

こんなことが毎日出来ると思うと
山下に奪われたくない気もする

いやっ 妹には幸せになってもらいたい

俺が邪魔するなんてとんでもない話だ

乳房をつまんで刺激していった

「お兄ちゃん もっと強くてもいいよ」
「あっ あぁ」

妹は俺の股間の方をさすりはじめた
暴発しそうなので脱いでいった

「ウフフッ もうビンビンだね」
「あぁ」
「おっぱいに思いっきりかけていいよ」
「ナオミ・・・」

焼酎ストレートは慣れない飲み方なのでかなり効いてきた

「ちょっとトイレに・・・」
「えっ どうして?」
「いやっ・・・あっ やばい」
「だからおっぱいに出してもいいって」
「それじゃない・・・」

トイレに駆け込んだ あぁ 最悪だ

「お兄ちゃん・・・お酒弱いんだね」


「ナオミ おやすみ」
「ウフフッ」

同居初日の飲み会は俺のダウンで幕を閉じた



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