「うらやましいな 若い嫁さんもらえて」
「係長が独身なのが変ですよ そもそも」
「ハハハッ」
今週の土曜日にユカと結婚する
ユカは同じ会社の契約社員だが
まだ入社2年目の25才
ちなみに私は今年で35才になる
仕事はマジメにやってきたので
同僚より少し出世が早く
現在事業本部で係長をやっている
「本当大丈夫なのか おまえは・・・」
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「係長~」
「おっ」
「お母さん 早く早く」
「ちょっと待ってよ」
レストランのあるホテルの前で
待っていると2人はやってきた
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「何2人真剣に話しちゃって」
「結婚するんだぜ この係長」
「え~ トシコさん トシコさん
あんた捨てられちゃったわね」
「私を捨てるってどういうことよ」
「いやっ」
「二股でいいだろ」
「私だって女なのよ」
「トシコさんって旦那いなかったっけ」
「サトシくん一筋なのに」
「アフター付き合ってくれないでしょ」
「ダメダメ うちはそういう店じゃないの」
「わかってますよ」
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「結婚するの?」
「えっ」
「何 相思相愛なんでしょ」
「まだ一週間だよ」
「そんなの関係ないじゃない
好きになったらずっと一緒にいたいでしょ」
「私はそうだけど・・・」
「ハハハッ」
「笑ってごまかしたわね」
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「何2人で盛り上がってるの」
「戻ってきたの 早かったわね
ちゃんと化粧も直した?」
「係長の前でそんなこと言わないでよ」
「その呼び方も早く変えないと」
「えっ」
「サトシさんでいいじゃない ねぇ」
「はい」
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「あぁ 眠いなぁ」
「もう この子は いつになったら
ごはんの支度するのよ」
「えっ だって・・・ 新婚だし ねっ」
「はいはい 朝っぱらから もうこの子は」
「ハハハッ」
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「オフロ先に入って何か作るから」
「はい すいません」
オフロの中でも悶々としていた
ただきっかけは自然の流れに
任せないと一気におかしなことになる
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そしてさっきの余韻を楽しむために
久々にオナニーすることにした
いつもはユカがいるので部屋ではしないが
今日は大丈夫だ
妄想モードに入る
「お義母さん 俺・・・」
「何?」
「もうガマンできません」
「えっ」
ナルミさんをソファに押し倒した
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「おはようございます」
「おはよう」
「昨日はちょっと酔ってしまったみたいで
すいませんでした」
「何も謝るようなことしてないわ」
「そうですか それはよかったです
ユカのこともあって・・・」
「奥さんが出ていって平気な夫なんて
いないんだから」
「そうですね」
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”ユカ 今日は仕事が入った
外食は明日にしよう ごめん サトシ”
これは私のせいじゃない
ただ仕事とはいえタイミングが悪いので
ユカの機嫌は悪くなるかもしれない
家出続行 家出続行
私は不謹慎ながら願っていた
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