ラブホ街で再会した兄妹(1)「おまえキャバ嬢なのか」

「おいっ 歩美 こんなところで・・・」
「お兄ちゃん!?」


妹と新宿のラブホ街で8年ぶりに再会した


古川功太 27才  妹 歩美 23才 

俺は家を出て最初の会社を辞めた時に
携帯番号を変えてそのまま家族に連絡しなくなった


「この辺で働いてるのか」
「ごめん 話はあとで ちょっと離れて」


妹の方に中年の男が近付いてきたので
言われた通りに少し離れた


「これ 飲んで飲んで」
「ありがとうございます」
「じゃあ タクシーとめようか」
「あっ 今日はドンキで買い物してから帰ろうかなって」
「そう じゃあ これ取っといて」
「いいんですか さっきもらったのに」
「これはタクシー代だって いやぁ 楽しかったよ
仕事あるからもう行くけどまた遊んでくれるかな」
「もちろんです 連絡待ってますね」
「ハハッ」


その男はタクシーに乗りその場を去っていった
妹はそれを確かめたあと俺に近づいてきた


「おまえ まさか・・・」
「何?それにしても久しぶりだね」
「あっ まぁ そうだな」
「化粧してるのにすぐバレちゃったか ハハッ
でも成長したでしょ」


露出の多い服なので体の線がはっきりとわかる

身長は伸びてないし顔もあまり変わってないが
胸だけ明らかに大きく膨らんでいる


「今の男って彼氏とかじゃないよな」
「基準がわからないけど男友達のひとりだよ」
「友達って・・・年上すぎるだろ」
「冗談だよ 体験入店で知り合った人 優しいんだよ」
「おまえキャバ嬢なのか」
「体験だってば そんな面倒な仕事しないよ 無職無職
友達の家に居候してるの」
「そうか」

「お兄ちゃん そんなダサい格好で女の人と会ってたの?」
「違う違う 仕事帰りだって」
「そうなんだ でも偶然にしてもすごいよね」
「あぁ」
「仕事終わったんでしょ 韓国料理食べに行こうよ このお金で」


5000円札をヒラヒラさせている


「友達の家ってどこだ 遠いのか」
「東中野だよ 頑張れば歩いて帰れるかな」
「さっきの男 金持ちなんだな」
「ただのサラリーマンって言ってるけどわかんない
あっ 今日は3万円もらってるけどね」
「それは・・・そういうことのお礼だろ」
「あぁ~ん お兄ちゃんとこういう話するの興奮するなぁ」


俺もだ 妹とはそもそも仲がいいわけでもなかったので
スケベな話をしていることが信じられない

特に家を出る前はオナニー中毒だったので
家族が邪魔で仕方なかった



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ラブホ街で再会した兄妹(2)「お兄ちゃんってひとり暮らし?」

「お兄ちゃん 何だかムキムキになってない?」
「あっ まぁ 鍛えてるからな」
「そうなんだ もしかしてプロテインとか飲んでるの?」
「飲んだことはあるけど金がもったいないから今は飲んでない」
「ふ~ん あとで筋肉を見せてもらいたいな」
「いくらでも見せてやるぞ」


鍛えてるのはもちろん女にモテたいからだ


「乾杯!」


いつのまにか妹も酒まで飲めるようになってるとは・・・
時の流れを感じる


「お兄ちゃんってひとり暮らし?」
「あぁ 大泉に住んでる」
「遠いなぁ 田舎じゃない どうしてそんなところに」
「不動産屋にすすめられたんだ 何も知らなかったしな
まぁ 家賃も安いし住めば都だぞ なか卯もあるし」
「ハハハッ なか卯だって」


うちのごちそうと言えばなか卯の親子丼セットだった


「まだあるのか あそこのなか卯」
「あるある 人気店だもん お正月にも行ったよ」
「実家には真面目に帰ってるんだな」
「当たり前じゃない お兄ちゃんじゃあるまいし」
「ハハッ」
「まぁ お年玉を回収しに行ってるだけだけどね」
「20才超えたのにまだもらってるのか」
「うんうん 特におじさんたちからは結構もらってる
今年は合計15万くらいになったよ」
「すごいな 俺の過去最高は3万くらいなのに」

「ねぇ 来年のお正月は一緒に実家に帰ろうよ」
「えっ いやっ さすがに気まずいって 今さら・・・」
「まぁ 成功したら帰ってくるだろとか前はみんな言ってたけど
もうそんなにお兄ちゃんに関心ある人いないから」
「そりゃ そうだろ」
「私もさっき声をかけられるまでお兄ちゃんのことなんか
忘れちゃってたし ハハハッ」


面と向かって言われると少し寂しい


「・・・俺は時々思い出してたけどな」
「私のこと?」
「いやっ 歩美というか家族のこととか・・・」


成功したらというよりも結婚相手を見つけたら
さすがに家に連絡しようと考えていた


「ホームシックになってるじゃん 完全に」
「そんなことは・・・」
「あるでしょ かわいいな お兄ちゃん」
「かわいいって・・・まぁ いいや 飲むぞ 歩美」
「はいは~い 乾杯!」


そのあとは食事に集中しながら1時間ほど店で過ごした



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ラブホ街で再会した兄妹(3)「もちろん下ネタだよ」

「いやぁ うまかった! ありがとな」
「ウフフッ 肉ばっかり食べてたね お兄ちゃん」
「炭水化物は筋肉の敵だからな おまえもキムチ食いすぎだろ」
「辛いもの好きなんだもん」


満腹になって性欲が高まってきた
さっきから妹の胸が気になって仕方ない


「お兄ちゃん」
「何だ」
「今日部屋に行ってもいいかな」
「えっ!?」


連絡先の交換はしたがもう少し妹と話してたい
そう思っていたが妹も同じ気持ちだったようだ


「明日仕事あるんだっけ」
「仕事は昼からだし別にかまわないけど飲み足りないのか」
「ううん 話し足りないなって さっきとなりが近かったじゃん
だからセーブしてたんだよね」
「何を?」
「もちろん下ネタだよ」


俺よりも先に妹の性欲が高まっていたようだ


「おいおいっ 全然会ってなかったけど俺たち兄妹だぞ」
「だからいいんじゃない 何でも話せるし」
「何でもって・・・友達かよ」


”え・ろ・き・ょ・う・だ・い”


妹は声を出さす口の動きで伝えてきた


「ハハッ 相当酔ってるな」
「全然酔ってないよ 大泉だったら池袋乗り換えだよね 
新大久保駅へレッツゴー!」
「おっ おぉ」


妹はおしりを揺らしながら先を歩いていく


「お兄ちゃん 早く 早く」



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