戦友(1) 「私・・・つらかったです」
終わりの見えない戦いもようやく幕を閉じ
私たちはかけがえのない戦友になった
妻は2年前に突然倒れた
ちょうど早期退職を考えてたので
私は家に入り看病することにした
ただひとりでは限界がある
仕方なく息子の嫁のユリコにも
手伝ってもらうことにした
申し訳ない気持ちもあったが
経済的にもそうするしかなかった
同居していたわけではないので
ユリコはうちに通うことになった
昼間はほとんど任せて私は眠り
夜は私が面倒を見る
12時間交代のようにして
なんとかしのいでいた
ただ体力的にもかなりきつかった
仕事の方が何倍も楽だったのだ
妻が亡くなった時私たちはまるで
終戦を迎えた兵士のように
壁を背にして呆然と妻の病床を見つめていた
私たちはかけがえのない戦友になった
妻は2年前に突然倒れた
ちょうど早期退職を考えてたので
私は家に入り看病することにした
ただひとりでは限界がある
仕方なく息子の嫁のユリコにも
手伝ってもらうことにした
申し訳ない気持ちもあったが
経済的にもそうするしかなかった
同居していたわけではないので
ユリコはうちに通うことになった
昼間はほとんど任せて私は眠り
夜は私が面倒を見る
12時間交代のようにして
なんとかしのいでいた
ただ体力的にもかなりきつかった
仕事の方が何倍も楽だったのだ
妻が亡くなった時私たちはまるで
終戦を迎えた兵士のように
壁を背にして呆然と妻の病床を見つめていた