僕はペットだ
あれは5年前の出来事
当時小6だった僕は友達と
近くの大きな公園で遊んでいた
「暑いなぁ」
「アイスでも買いに行こうよ」
「お金は?」
「僕はあるよ」
「俺もある」
「えっ」
「なんだ ヒデキは持ってないのか」
「あぁ」
「いいや 今日はおごってやるよ
コンビニまでダッシュするぞ」
「え~ 遠いよ」
「早く早く」
「待ってよ」
「シンちゃんだけ足速すぎるよね」
「ダイは太りすぎだって」
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私はペット飼っている
少年というペットだ
あれは5年前の出来事
当時私は48才で今よりもずっと体力があった
そしてものすごくストレスを
抱えてる時期でもあった
私の家は夫と娘の3人家族
夫はタクシードライバー
不景気のあおりを受けて収入も減り
年々不機嫌でいることが多くなっていた
元々亭主関白だったのだが
それに輪をかけて私にきつく当たった
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「あなた・・・」
「なんだよ」
「なんだよって もう・・・」
「暑苦しいだろ わかんないのか
最近おまえ太りすぎなんだよ
体力あり余ってるなら走ってこいよ
ダイエットにもなるから」
「そんな・・・」
「やせたら抱いてやるよ」
「すぐにやせれるわけないでしょ」
「いいから走ってこい 俺は寝るから」
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「あぁ 本当に痛い・・・」
「どうしよう・・・」
「ちょっと起こしてくれる」
「は、はい」
かわいい少年だわ
エミと同い年くらいかしら
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「おばさんが悪いことしてると思われると
困るから私の子供のふりしてくれる」
「えっ」
「出来るでしょ」
「はっ はい」
少年は泣きそうな顔になり
ますますからかいたくなってきた
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「伯母さんって結婚失敗したんでしょ」
うちの家は両親と僕と母の姉である
伯母の4人で暮らしていた
中学で性に目覚めてからというもの
伯母が僕にとっての性の対象だ
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「そうねぇ」
「最近は彼氏いないみたいだけど
前はいたんでしょ 僕が生まれる前とか」
「そういうことはあんまり聞いちゃダメよ」
「どうして?」
「どうしてって シンちゃんも
知られたくないことあるでしょ」
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「お母さんたち卒業式行けそうにないわ ごめんね」
「いいって」
「またヤエコ姉ちゃんにお願いするしか・・・」
「いつもごめんね」
「気を使わないでよ 居候なんだし」
「本当助かってるよ ヤエコさんのおかげで」
「マサヒコさんは仕事のことだけ考えて」
「ありがとね」
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「ただいま」
「あっ おかえりなさい
母さんもう戻るから 夜ご飯は2人で食べてね」
「うん」
2人の僕を見る目は不自然だが
気にしないようにした
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次の日は学校が終わると
急いで家に戻った もちろん誰もいない
まず用意してある昼ごはんを食べて
すぐに2階の伯母の部屋に向かった
ガラッ
ずっと入りたかった場所だ
小さい時はよく入っていたが
最近はいつ入ったか覚えてないくらいだ
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