悪妻堕天使(1) 「僕にとって君はまさに天使だよ」


「僕にとって君はまさに天使だよ」


プロポーズの言葉を思い出すたびに
結婚してよかったと私は思う

「美香、何ボケッとしてるんだ」
「えっ」
「荷物早く片付けないと」
「そっ そうね」
「あいかわらずマイペースだな」
「ハハハッ ごめんなさい」
「男に生まれなくてよかったと思うぞ
こんなんじゃ出世は無理だし」
「私もそう思う」

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悪妻堕天使(2) 「今から部長連れていくから」

マンションに引越してきて
3ヶ月が経とうとしていた

新しい環境にも慣れてきて
生活ペースは安定してきた
夫は徒歩圏内の会社に通ってるのにも
関わらず家にも仕事を持ち帰ってくる
いつも私が寝たあとにベッドに入ってきて
朝も先に起きて私を起こす

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悪妻堕天使(3) 「女同士の電話は長いな」

「どうも」
「おっ 噂の鈴木くんの奥さんか
本当にキレイだな」
「えっ 噂のって・・・」
「キレイだから隠してるって噂なんだ
誰にも会わせないしな」
「部長そんな話いいですから入ってください」
「そうだな」

リビングのソファはひとつしかないので
夫用に私の化粧台のイスを置いておいた

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悪妻堕天使(4) 「奥様に愛されているんですね」


「奥様に愛されているんですね」
「変な女に捕まらないように
見張られてるんだよ 俺は」
「何かあったんですか 僕知らないですよ」
「まぁ 昔だけどな」
「浮気ですね 部長!」
「あなた!」
「参ったな かなり酔ってるぞ」
「すいません」
「部長の浮気話が聞きたいです」
「ハハハッ」

夫はイスに座っていたのは最初だけで
床に女座りで飲むようになり
最後はそのまま寝てしまった

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悪妻堕天使(5) 「いやっ ずっと上司だった人だから」

「はぁ・・・」

部長にされたことが頭から離れず
憂鬱な日々は続いた

オナニーもする気が起きないくらいだ


「この間うちに来てた大村部長だけど
今回の人事異動で地方に飛ばされたよ」
「そうなんだ」
「驚かないのか」
「転勤なんてよくあることでしょ」
「うちは営業所が少ないから転勤なんてないよ
左遷どころか自主的に退職させるためさ」
「何か悪いことでもしたの?」
「詳しいところはわからない ただ・・・」

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「悪妻堕天使」 Kindle電子書籍発売開始!

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幸せに暮らす平凡な新妻が悪妻へと変貌する様を
軽快に描いている作品ですのでストーリーを楽しんでいただければと思います

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-本文抜粋-

「やめてください 部長さん」
「鈴木くんはどうせ相手してないんだろ
仕事のことしか考えてないから」

手で避けようとしたが力づくで触ってくる

「いやっ やめてっ」
「ハハハッ 抵抗しないと楽しくないからな」
「部長さん・・・」

夫に気づいてもらわないと・・・

「助けて~」

私が精一杯の声で叫ぶと口を塞がれた 汚いくちびるで

「あぁ 若い女はいいな 久しぶりだ」
「・・・やめてください」
「鈴木くんはまだ知らないがあいつのせいで
左遷させられることになったんだ」
「えっ・・・」
「奥さんには悪いが恨みを晴らさせてもらうよ」
「そんな・・・」

-以上-



☆現在発売中の悪妻シリーズ作品も合わせてお楽しみください

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