≪最新作≫「両親不在-兄と私とクニオの共同生活-」 Kindle電子書籍発売!

「両親不在-兄と私とクニオの共同生活-」の電子書籍の販売を開始しました

こちたの作品は電子書籍限定の書き下ろし新作小説です
(序盤のみ近日ブログにて公開)

面白い作品になってますので是非よろしくお願いします!



※表紙画像をクリックすると
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こちらの電子書籍は専用のkindleタブレットだけではなく
スマートフォン・タブレット(Android/iPhone/iPad)・パソコンでも
kindleアプリを無料でダウンロードしていただくだけで読むことができます

-本文抜粋-

「まさかミユキまで戻ってくるとはな」
「しょうがないでしょ」


早川ミユキ 39才

夫が事業に失敗して自己破産
その前に離婚して実家に戻ることになった

結婚生活12年 子供はいない
夫の仕事をずっと手伝っていたが
結局苦労しただけで何も残らなかった

私には2人の兄弟がいる

兄はコウジ 43才

バツイチで息子がひとりいる
別れた奥さんは私と同級生のレイコ
友達ではなかったが面識はあった
 
息子の名前はレン 18才 
レイコの実家で暮らしている

兄の性格は楽天的 欠点は酒癖が悪いことだ


弟はクニオ 37才

未婚 おとなしい性格だが体が大きく力持ち
仕事は荷揚げで結構な給料をもらっている

私や兄は社会人になって家を出たが
クニオはずっとここで住んでいる

両親は兄が離婚して家に戻ってから
1年ほどしてバタバタと亡くなった


「お母さんまで死んじゃったのは
お兄ちゃんのせいよ」
「まだ言ってるのかよ 脳梗塞だったろ
そりゃ迷惑をかけてたことは認めるけど・・・」
「クニオはどう思ってるの?」
「お兄ちゃんのせいじゃないよ」
「何それ 弱みでも握られてるの?」
「おいっ 決めつけけるなよ」
「アハハッ」
「何笑ってるのよ クニオ」
「やっぱりミユキがいるとにぎやかだな」


短大を卒業して家を出たので
ここで暮らすのは20年ぶりくらいだ

それも兄弟だけで暮らすことになるなんて・・・

-以上-

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両親不在 -兄と私とクニオの共同生活- (1)

「まさかミユキまで戻ってくるとはな」
「しょうがないでしょ」


早川ミユキ 39才

夫が事業に失敗して自己破産
その前に離婚して実家に戻ることになった

結婚生活12年 子供はいない
夫の仕事をずっと手伝っていたが
結局苦労しただけで何も残らなかった

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両親不在 -兄と私とクニオの共同生活- (2)

家の造りは木造の平屋だ

玄関を入ってすぐに3帖ほどの台所があって
戸を入ると4帖半ほどの居間があって
ふすまを挟んで6帖の部屋がある

6帖の部屋の奥のすりガラス戸を進むと
トイレと浴室に続く狭い廊下があって
そこは脱衣所として使ったりしている

左の戸を開けるとまず小便器がありさらに戸があり
洋式便器がある 私が住んでた頃は汲み取り式だった

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両親不在 -兄と私とクニオの共同生活- (3)

この家の問題はプライベート空間が
あまりないということだ

ここに住んでた頃はそれが当たり前だったので
何とも思わなかったがいろいろと普通じゃない

まずトイレやオフロに行くのに必ず6帖の部屋を
横切らないといけない
トイレが近い時なんかは何度も部屋を横切る
その度に2人と顔を合わせるのだ


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両親不在 -兄と私とクニオの共同生活- (4)

2人を送り出せば家には私だけだ
親戚付き合いもご近所付き合いもないので誰も来ない

昔のご近所さんはとっくに家を買ったりして
ここを離れている まわりの平屋は
今はだいたい社宅として使われている
アジア系の外国人を見かけることが多い

私は化粧ポーチからローターを取り出した
兄が物色しない安全な場所に入れてある

そして奥の部屋に行き物色をはじめた
きっとエッチな本の一冊や二冊はあるはずだ

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両親不在 -兄と私とクニオの共同生活- (5)

「じゃあ 土曜日からよろしくね」
「はい」
「女性陣では早川さんが一番若いよ
土日は学生バイトが来るけど男ばっかりだから」
「そうなんですね」

期待通りだ 週末にシフトを増やそう

そのスーパーは家から歩いていける距離にある
昔はパチンコ屋だった場所なので
店のサイズに比べて駐車場がかなり広い
そのうちマンションでも建ちそうな気がする

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