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叔母と伯母(3) 「どうしたの? いい夢でも見てたの」

「佐藤くんはまだ辞める予定はないよな」
「えっ はい ないですないです」
「紅一点だった川内さんだけど今週いっぱいで
辞めることになったんだ」
「そうなんですか・・・」
「まぁ 次も女の子雇うつもりだけど
最近入れ替りが早いなぁ 待遇見直そうかな」

ネットカフェ [ハンター]

営業時間は午前11時から午前6時まで

常時2人で店を回している

バイトは6人いてシフト制になっているが
2人が揃わない時間帯はオーナーが出たりする

高校の時から友達とこの店に来たりしていて
店に貼ってあった募集を見て応募した

ここで働くことにした一番の理由は
マンガが好きだからだ

この店ではバイトは好きなだけ店を利用できる
ドリンク以外の食べ物はさすがにお金はかかるが
室料は完全に無料だ

バイトがない日は暇な時はずっとここで
マンガをひたすら読んでいる

もちろん満室になれば出ないといけないが
控え室でも読めないことはないので問題ない
そもそもうちは週末深夜以外では
満室になることはほとんどない


「1年もいない佐藤くんがもう古株だもんな」
「そうですね 飯田さんの次に長いです」
「仕事はそんなにきつくないだろ」
「僕はここでしか働いたことないので
他と比べられないですけどそんなにきつくないです
というよりマンガ読み放題なので天国ですよ」
「結局そうなるよな 飯田くんもだけど
面接でマンガ好きかどうか聞いた方がいいかもな」
「そうですよ」

元々は人気マンガしか読んでなかったが
最近はいろいろ読むようになった


「ありがとうございました」


「今日は寝てるお客さんいなくて楽だったな」
「ハハハッ 起こすの大変ですもんね」

24時間営業の店もあるがうちは
6時に閉店なので5時半にはお客に声をかける

マンガも読まずホテル代わりに使うのも
ネットカフェではよくあることだ

あと最近は女性のお客さんが増えてきたので
少女マンガやアニメのDVDを充実させている


「おつかれさまでした」
「あぁ じゃあ 明日もよろしくな」


深夜のシフトに入る時はラストまでなので
家に帰ると7時前くらいになる

ちょうど母が起きる時間なので声をかける


「お母さん 時間だよ」
「あっ うんっ マコト おはよう」
「おはよう」
「ウフフッ」
「どうしたの? いい夢でも見てたの」
「違うわよ マコトも成長したなぁって」
「毎日会ってるのに何言ってるんだよ」

「おやすみ マコト」
「うん」

厳密に言えば母の起きる時間は7時半だが
僕の帰宅時間を知って起こしてと頼まれたのだ

そのうち就職しようと思っているが
いきなりフリーターになっても
何も言わない母には感謝している

僕に出来ることは何でもしてあげるつもりだ

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