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息子の友達@平澤静香(2) 「おばさん帰ってきたし もう帰るか」

「ごめんね」
「・・・」

もう息子はまともに口を聞いてくれない
あの家は売り払い2DKのハイツに引越した
さすがに噂は届かないとは思うが
息子の学校の関係で前の家から2kmほどしか
離れていない場所だ

夫は実家に戻った
息子が大学を卒業するまで生活費も学費も出すと
約束してくれたのが救いだった

正直息子のこと以外後悔はない
すでに冷めきってた夫との関係を
これ以上続けていくのは無理だったのだ

息子の名前はヨシト 16才

小学校の時はサッカーに夢中だったが
中学に入り友達の影響でゲームばかりする子になった
その友達は高田くんと伊藤くんで
同じサッカークラブに通ってた子達だ

伊藤くんがリーダー格で
体は細いが一番ケンカが強いらしい

高田くんはキーパーをしてた子で
体は大きいが気は小さい

3人の中で一番背が低いのが息子だ

親バカかもしれないが息子はイケメンだ
目元は特に私と似ていてキレイな顔をしている

私が仕事をはじめたあたりから
うちは3人のたまり場になった

「これ」
「あっ はいはい 買っておくわね」

声をかけられるとビクッとしてしまう
数日に1度ほどだからだ

普段息子は無言で私にメモを渡す
だいたいお菓子やジュースなどの注文だ

育ち盛りなこともあるので
家にはカップ麺や冷凍ピザなど
大量に買い置きしてあるが
3人で食べるのであっという間になくなってしまう

私は近くの配送センターで仕事をはじめた
ずっと専業主婦だったが元々体を動かすのは
苦手じゃないのですぐに慣れた

仕事が終わって家に帰るとまだ3人はいる
部屋が隣り合っているので会話は筒抜けで
聞こうとしなくても聞こえてくる


「おばさん帰ってきたし もう帰るか」
「いいじゃん まだ5時だし」
「でもきっと丸聞こえだぞ」
「気にしなくてもいいって」

伊藤くんは私が気になるようだ

「ヤスシ コーラ取ってきて」

ヤスシというのは高田くんだ

「うん わかった」

私もトイレに行きたくなったので
キッチンのそばを通った

「あっ お邪魔してます」
「気にしないで」
「あれっ もうないや」
「えっ 何がないの?」
「コーラだけど」
「入れてなかったわね 氷と一緒に持っていく?」
「聞いてくる」

高田くんはパシリだ

体が大きいので自信さえ持てば
かなりの威圧感があるのに伊藤くんの言いなりだ



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