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父兄のいる家(2) 「お兄ちゃん まだ結婚しないの?」

「お兄ちゃん まだ結婚しないの?」
「うるさいな」
「こいつがモテないの知ってるだろ」
「親父も母さんに捨てられたろ」
「何だと こいつ」
「言い過ぎだよ お兄ちゃん」
「ハハハッ いつものことだから」

私の家族は父と兄の3人家族

母は私が家を出たあと男を作って
出て行ってしまった 今も音信不通のままだ


父はタケオ 60才 タクシードライバー

個人タクシーを目指してはいるが
事故や違反でなかなか資格が得られない

私よりも小柄で頭は禿げあがっている


兄はハルオ 35才 スーパー従業員

モテない理由は顔もあるが
この年でまともに女性と付き合ったことが
ほとんどない 内弁慶な性格なのだ

ただ童貞ではない スーパーで働く人妻に
遊ばれていたことがあるのだ
兄抜きで親戚の集まりに行った時に
酔って父が教えてくれた

2人の趣味は競馬で兄が日曜休みの時は
一緒に競馬場に行ったりしている


家は2DKのマンションで
もうローンは払い終えている
元々中古だったので安くて途中からは
兄も協力して早めに完済したとのことだ


「ここに戻ってこようかなって」
「何だよ 急だな ひとり暮らし満喫してるんだろ」
「まぁね でも花嫁修業もしないといけないし
料理教室とかいろいろお金がかかるから
あと会社も辞めちゃったしね」
「えっ!? 辞めたのか」
「うん」
「寿退社するってついこの間まで言ってたのに」
「いろいろあったの」
「ふ~ん」

「でもうれしいな 10年ぶりか」
「時々顔出してるけどね」
「いつもは泊まっていかないだろ」
「部屋がないもん」
「まさか俺の部屋を奪うつもりか」
「元々私と一緒に使ってた部屋でしょ」
「ハルオ 水を差すなよ 俺と一緒でいいだろ
出番の時はひとりで使えるんだし」
「ううん お兄ちゃんと一緒の部屋でいいよ」
「さすがにそれはダメだろ」
「家族じゃない 大人になっても一緒だったし」
「母さんがいただろ あの時は」
「まぁ そうだけど お兄ちゃんはイヤ?」
「俺か まぁ不便にはなるかな」
「じゃあ 私に部屋を明け渡して」
「しょうがないな」

兄を男だと意識したことはない
小さい時から一緒に寝たりオフロに入ったり
それが当たり前だったからだ

中学に入った頃に母に言われて
兄の前で着替えたりはしなくなったが
下着姿なら何度も見られている

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