FC2ブログ

私の旦那様は双子です。(1) 「お義姉さん はじめまして」

「ハズレを引いたってわけね」
「ちょっと人聞き悪いこと言わないで」
「だってマユコの話をまとめると
結局そういうことになるじゃない」
「だから・・・そうじゃなくて・・・」


進藤マユコ 30才

男選びに時間をかけすぎたが
ようやく結婚した

収入も安定していて優しくて
友達に紹介しても残念だと思われない
理想の男性に巡り合えたのだ



夫は進藤ユズル 33才

結婚前にこれまでの女性遍歴を
事細かく教えてくれたが
すべて相手からの告白ではじまり
最後はつまらないと言われてフラれてきたらしい

「私はあなたが告白したはじめての女ってこと?」
「う、うん」
「嬉しいけど信じていいのかな」
「本当だよ」

ウソをつくようなタイプではない

ただひとつだけ隠していたことがあった

「実は・・・」

結婚式前日に双子だと聞かされたのだ

「どうして今まで黙ってたの?」
「それが・・・顔はそっくりなんだけど
荒っぽい性格っていうかいろいろと問題があるんだ」

もしかして前科でもあるのかと
気になって聞いてみたがそうじゃなかった

夫が付き合っている女性に手を出すくせが
昔からあるというのだ

「えっ・・・でも相手は気づくでしょ」
「うん 話し方でわかると思うんだけど
弟に手を出されてから別れを切り出されることが
ほとんどで・・・」
「私のことも信じてないってことね」
「そうじゃなくて本当に君と結婚したくて」
「もちろんあなたと結婚するわ 明日よ
そうだ 結婚式には来るんでしょ」
「あぁ うん」
「お義母様とお義父様にも口止めしてたのね」
「そうなんだ」

真面目な夫が裏工作してることに愛情を感じて
気持ちが冷めることもなく結婚式を迎えた


義弟は進藤ダイゴ 33才

双子なので似てるだろうと想像していたが
髪型まで同じにしていて本当に見分けが
つかないくらいにそっくりだった

「兄貴 結婚おめでとう」
「あっ あぁ」
「お義姉さん はじめまして」
「は、はじめまして」
「すいません コピーみたいでしょ
髪型まで同じなのは昔からなんです
兄貴のマネするのが好きで」
「いい加減やめてほしいんだけど」
「じゃあ 散髪屋を変えればいいだろ」
「いやっ 子供の頃からあそこでしか
髪を切ってもらったことないから」
「俺もだって」
「おまえは美容室でも何でも行けるだろ」
「いやっ もう趣味になってるんだ
体型まで同じになるように気をつけてるんだぞ」

確かに話し方ですぐにわかるが
見た目が夫と同じなので荒っぽくは見えない

「仕事はしてるのか 最近小遣いせびりに来ないけど」
「ハハハッ ちょっとセレブと付き合ってるから」
「それはヒモっていうやつだろ」
「ジゴロって言ってくれよ ヒモって貧弱だし ハハハッ」


「ごめんね 驚いたでしょ」
「でも正直なところはそっくりね」
「正直っていうか本能のままに生きてるだけだって
気まずいとは思うけど今日だけガマンして」
「親戚になるんだし仲良くしないと」
「それは・・・本当に今日だけにして」

夫は必要以上に心配していた

ただあいさつしてからは義父母のガードもあって
ひと言も言葉を交わさずにその場は終わった

にほんブログ村 大人の生活ブログ 恋愛小説(愛欲)へ 

関連記事
スポンサーサイト
FC2公認の男性用高額求人サイトが誕生!
稼ぎたい男子はここで仕事を探せ!
[PR]

プロフィール

北条光影

Author:北条光影

電子書籍新作紹介
カテゴリ
最新記事
blogmura
LINK
Kindle Unlimited 全集シリーズ



リンク
カウンター
メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

オススメ作品!



アクセスランキング

にほんブログ村 大人の生活ブログ 恋愛小説(愛欲)へ

☆ランキング参加中☆
クリックお願いします!







QRコード
QR
RSSリンクの表示
アクセス解析