伯母の秘密(3) 「スカートはいてる写真思い出した」

「あぁ~ 覚えること多いな しかし」
「そうだね」


友達は玉田コウキ 19才

高校時代からの友達で同じ専門学校に通っている

「家を出て行かないなら何でもかまわないわよ
お金の心配はしなくていいから」

母にそう言われて玉田といろいろ考えて
結局音響の仕事を目指すことにした

理由はファンよりもアーティストの近くに行けるので
アイドルと結婚出来るチャンスがあると思ったからだ

ちょうどコンサートによく行ってたので
いつもスタッフの人が楽屋に行けるのを
うらやましく思っていた


「今日もいつものとこ寄っていくか」
「そうだね」

学校の帰りに行くのはゲーセンで
コインゲームをしながら話をするのが
ほとんど日課になっている

そんなに混んでないのでゆっくりできるのだ


「おっ まだフローズン売ってるな」
「いつまでだろうね」

もう10月なのでそんなに売れない気がする


「そうだ 手伝ってもらいたいことがあるんだ」
「何々」
「うちで家事をしてもらってる伯母さんの話は
何度かしたことあるだろ」
「あっ 暴力をふるう伯母さんだね」
「そうそう」
「実は私生活が謎なんだ」
「どういうこと?」
「お母さんも家に行ったことないって」
「えっ そうなんだ」
「電話すれば10分ほどで来るから
近くに住んでるのは間違いないんだけど」
「まぁ 別に行く用事はないよね」
「そうなんだよ でも気になるだろ
一緒に住まない理由があるはずだし」

「同棲してるからじゃないの?」
「それが普通の考えだよな」
「うん 知られたくない関係なのかもね 愛人とか」
「冴えてるな 玉田」
「垣内くんは思わなかったの?」
「いやっ いつもの伯母さん見てたら
男の影自体が全く浮かばないんだ 
付き合うとしたらMの男くらいじゃないかな」
「その通りでしょ 僕みたいな感じのおじさんとか」
「ハハハッ Mの自覚あるんだな」
「そりゃあ 垣内くんと同じ専門学校に
行くくらいだよ 僕は」

玉田は長男だが生徒会長をするような姉がいるので
自分では何も決めずに生きてきたらしい

「スカートはいてる写真思い出した」
「また~」
「お姉さんがわざわざ見せてくれたんだから
自慢の弟の晴れ姿ってことだろ」

玉田の家に遊びに行った時にアルバムを
見せてもらった
小学校の時には毎年スカートをはかされて
写真を撮られていたのだ

それがまたお姉さんよりも似合ってるのが
びっくりだった

「ゲイにならなくてよかったよ」
「なるわけないでしょ」
「世の中には結構いるらしいぞ」
「ちょっと信じられないね」
「まぁな」

僕も玉田もまだ女性経験はない

さすがに一緒にオナニーはしないが
玉田がお姉さんの部屋から見つけてきた
レディコミなどを借りたりしている

下着も持ってくるように頼んでみたがそれは断られた 
バレたら一生言われるという理由だ
確かにスカートのことを考えるとわからなくもない

レディコミのお礼といっては何だが
母のパンティとブラを玉田に貸したりしている
それで絆が深まった感じもする
下着の件以外はほとんど僕の言いなりなのだ

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