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熟姉と義弟(1)「2人とも彼女がいないなんておかしいじゃない」

「兄ちゃん 楽しみだな」
「あぁ」


深野孝之 46才 独身

俺には姉と弟がいる

両親は小さい頃に離婚し父に育てられてきたが
その父も20年前に亡くなった


「先に荷物が届くと思うから受け取っておいて」
「わかった」


姉は美幸 49才 バツイチ

先月離婚して出戻ってくることになった

高校卒業と同時に家を出たので
ここに住むのは30年ぶりくらいになる


「オナニーのことだけが心配なんだよな」
「そのためにふすまを元に戻したんだろ」
「壁越しでも音は丸聞こえだろ 
せっかく隣りが空き家になったっていうのに」
「ハハハッ 男の生理は理解してくれるって」

「姉ちゃんもオナニーしたりするかな」
「そりゃあ することもあるだろうな」
「電マとかローター使ったりとか」
「世代的にどうだろうな 俺たちより下の世代は
ほとんどの女が持ってるって話だけど」
「それ本当かな」
「実際はわかんないけど ハハハッ」



弟は孝志 44才 独身

父が亡くなったあとは弟と2人暮らし

家は2DKのアパートで築40年以上だが
何度か改築工事が行われて住みやすくなった

元々は汲み取り式のトイレで
フロもついてなかったのだ

それでも住人が埋まることはない
取り壊しの噂もチラホラ聞こえてきている






「あぁ もう 疲れちゃったわ」
「駅から歩いてきたの?」
「そりゃ そうでしょ」
「いやいやっ 無理だって」

徒歩20分 バスや自転車必須の場所なのだ

ただ姉は高校で陸上をやっていて
駅近くにある学校を毎日往復していた

「さすがに年だね」
「そりゃ そうだよ」

「孝志 老けたわね 髪の毛が・・・」
「兄ちゃんよりマシだろ」

俺は40才になったタイミングで坊主にしたが
弟はまだ薄毛で粘っている

ギャンブルをしなければカツラぐらい
いつでも買えるがもう中毒なので無理だろう

「どっこいどっこいじゃない 昔は可愛い顔してたのに」

年に一度は電話で近況報告をし合っているが
実際会うのは父の葬儀の時以来なので20年ぶりだ


「姉ちゃん 電話で太ったとは聞いてたけど
思ってた以上だよ」
「ハハハッ ヤケ食いでさらに肥えちゃったのよね
この年になって食欲がさらに増したみたいで」
「まぁ 高校の時も食べまくってた記憶はあるけど」
「あの時は運動してたからね 若かったのもあるけど」

20年前から20kgくらいは増量してるようだ
ただ俺も学生時代から10kgは太っている

「駅から歩いただけで2kgは痩せたね」
「痩せてこれじゃ元々はどんだけ・・・」
「もういいでしょ デブトークは」
「そうだね 俺たちも中年太りしてるし」

姉は立ち上がって家を見回った

「これね 噂のオフロっていうのは」
「悪くないだろ」
「狭いけどちゃんとしてるわね」

「トイレは・・・ちゃんと水洗ね」
「こっちは葬儀の時には出来てたと思うけど」
「あの時はここのトイレ使ってないのよ
いろいろと慌ただしかったから別でしてたと思う」
「そっか」

「ふすまってレトロよね こんな柄だったっけ」
「姉ちゃんの部屋はそのままガラス戸だよ」
「よく割らずに残ってたわね」
「どっちも外して大家さんの倉庫に
保管してもらってたんだ」
「そうなんだ」
「姉ちゃんのために戻したってわけ」
「気を使ってくれるなんて 感心感心」

「あとオフロを増設したから
洗濯機置き場がなくなったんだ」
「そういえばそうね」
「今はコインランドリー使ってるんだけど
一応外に置けるようにはなってる」
「いいんじゃない コインランドリーでも
下着なんかはオフロのついでに手洗いでもするし」

「あとは・・・何かあったっけ」
「その都度教えてくれればいいわよ」
「わかった じゃあ 今日はどうしよっか」
「居酒屋にでも行こうかなって思ってたけど
ここで宴会しましょ」
「じゃあ 俺が買い出ししてくるよ」
「何もないの?」
「俺たちはあんまり家で飲まないから」
「そうなんだ」

買ってくるものを書いたメモを弟に渡した

「孝志 ケーキ潰さないでよ」
「静かに運転してくるって じゃ!」

弟と共用で使ってる軽自動車は
アパートの向かいの駐車場に停めてある


「ここって今家賃いくらなの?」
「駐車場代込みで5万2000円」
「一応上がったんだね 昔は4万円台だったでしょ」
「まぁ オフロがついたから仕方ないって 
これでも相場よりは全然安いし」

「私も働き出したらいくらか払うつもりだけど
しばらくは2人に甘えてもいいかな」
「生活費のことは気にしなくていいって
おこづかいまでは面倒みれないかもしれないけど」
「ウフフッ 頼りになる弟たちだわ」
「今は俺じゃなくて孝志がうちの稼ぎ頭なんだ
うちの会社はほとんど倒産寸前だから」
「何年も前からそう聞いてるけど粘ってるじゃない」
「一応新しい取引先が出来たから何とかね
ただ俺がリストラ候補の筆頭だけど」

徒歩圏内の電子部品の会社でずっと勤めている

役職は係長だが主な業務はパートさんの管理だ
シフトを組んだり面接したり
納期前には一緒に部品検査をすることもある

10年ほど前にボーナスが廃止されて
同期が辞めてしまい年功序列でまもなく課長になる
出世すれば給料は上がるがリストラ候補として
リストアップされやすくなるという図式なのだ


「やっぱり部屋は別々に使ってたんでしょ」
「いやっ ずっと一緒の部屋だけど」
「そうなの 仲いいわね」
「お互い何も気を使うことないし」
「じゃあ 昔と違うのは父ちゃんがいないだけか」
「うん 年は取ったけど」

「聞きにくいけどあっちはどうなってるの」
「えっ あっ 前に電話で言ったままだって」
「2人とも彼女がいないなんておかしいじゃない」
「出会いもないし 頭も顔もこんなだし
孝志はギャンブルが原因だけど」
「今は婚活パーティーとかあるじゃない」
「俺なんかダメだって」
「普通に働いてるし見つかると思うんだけどな
まぁ 私みたいなバツイチかもしれないけど
もしかして理想高いんじゃないでしょうね」
「そんなわけないって」
「結婚願望はあるって言ってたよね」
「まぁ でもこのままでもいいかなって
最近は思うようになったんだ」
「もう男をやめちゃったの?」
「そうじゃなくてせめてリストラの心配がなくならないと
相手に悪いから会社が安定してからでもって」
「ハハハッ あいかわらず無駄に優しいんだから」

バシンッ

姉が肩を叩いてきた

「懐かしいな」
「そういえば昔も叩いてたわね」
「うん」
「あんた怒らないからさ」
「別に怒るようなことでもないし」
「でも孝志はやり返してきてたわよ」
「それは姉ちゃんに構ってもらいたかったからだって」
「ハハハッ そういえば柔道ごっこよくしてたわね
あの時はまだ孝志も小さかったけど」
「そうだね あぁ 本当に懐かしいな」


「じゃあ ちょっと部屋で休んでるから
宴会の準備が終わったら起こして」
「うん」

姉は部屋に入っていった



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