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義弟がいる家(4)「じゃあ 子供作るのもっと先にしようかな」

「先輩!」
「あらっ 瑞希ちゃんじゃない」


小林香織 35才 OL時代の先輩

子供は女の子でもう中1になっている

旦那さんの顔は写真でしか見たことはないが
神経質そうな顔をしていた

「夫の実家に引っ越してきたんです
松原町の方なんですけど落ち着いてから
連絡しようと思ってたら会っちゃいましたね」
「そうなのね 年末に電話くれた時は
何だか元気なかったけど今日は声が明るいわね」
「は、はい 社宅ではうまくいってなくて」
「社宅はいろいろと難しいのね」
「私も悪いんですけど・・・」

「家も近くなったしまた時々会いましょうよ
ベタ惚れの旦那さんが許してくれるならだけど」
「それが長距離トラックの運転手に転職したので
3日に1日しか帰ってこないんです」
「社宅を出ただけじゃなく仕事も辞めたのね」
「さすがにここからは通えないので・・・」
「違うでしょ 瑞希ちゃんのためでしょ
本当にベタ惚れなのね 旦那さん」
「ウフフッ すいません 先輩」
「私だって負けてないって言いたいけど
さすがに倦怠期だからね」
「先輩のところ倦怠期が長いですね」
「まぁ 夫婦なんて普通こんなもんよ
子供が出来たらあなたの旦那さんも変わるって」
「じゃあ 子供作るのもっと先にしようかな」
「別にいいと思うよ 今は遅い人も多いから
35才で産んだって参観日で目立つこともないし
そもそも瑞希ちゃんって童顔だしね」
「ありがとうございます 先輩」
「別に褒めてないわよ フフフッ」

私はひとりには慣れているが
先輩と出会って本当によかったと思っている

婚活パーティーに参加するように
勧めてくれたのも先輩なのだ

「来週はどんな感じ?」
「えっと・・・月木以外ならいつでも」
「そう じゃあ 金曜日にでも飲みに行きましょ
酔っ払っても次の日旦那さんいないんでしょ」
「は、はい じゃあ 金曜日に」
「いつものところでいいよね」
「播磨屋ですか」
「そこしかないでしょ 私たちには」
「ハハハッ そうですね」

ランチの行きつけの店は何軒かあったが
お酒を飲む場所はほとんど播磨屋だった
安いのに料理がすごく美味しいので
他の店に行くと損した気分になるのだ


先輩には何でも相談してきたが
さすがに性の趣向までは伝えていない
コスプレのことを言ったらどんな顔するか楽しみだ



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