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ある日、突然に(1)「どうしたんだろうね 父さん」

「あぁ ちんちんがかゆいな」
「えっ!?」
「あなた・・・」
「・・・」

父の突然の言葉に食卓は凍りついた
うちでは考えられないことだからだ

昔から家族が揃ったところでは下ネタを
わかりやすいくらいに避けていた


酒井優大 29才 独身

うちは両親と姉の4人で暮らしている


父は優作 58才 サラリーマン

母は里美 56才 専業主婦

姉は夏美 32才 バツイチの出戻り 無職



「じゃあ 風呂に入ってくる」
「あっ はい」

父は席を立った

「ごちそうさま」

次に姉が食器を台所に持っていった

残されたのは僕と母だ
何とも気まずい空気が流れる

「おかわりする?」
「あっ うん じゃあ お願い」

聞かなかったことにするのかなと思ったが
そうはならなかった


リビングでテレビを見ていると
父がオフロからあがってきてこう切り出したのだ

「おまえもちんちんかゆくないか」
「えっ!?」
「あなた・・・」
「・・・」

どう答えるのが正解なのは全くわからない
困ったので母を見てみたが視線を逸らされた

「別に」
「そうか どうして俺だけこんなにかゆいのかな 
ハハハッ」

何が面白いのだろう 気まずいだけなのに

「あなた ちょっと・・・」
「何だ 何だ」

母が父を連れて部屋に入っていったので
今度は姉と2人になった

「どうしたんだろうね 父さん」
「う、うん そうね」

自然に話を振ったつもりだったが
空気がさらにおかしくなった

姉はバツイチなので男の生理にも詳しいはずだし
照れるような年でもない
ただ家族でこういう話題はないのが当たり前なので
戸惑っているだけだろう

「あんまり面白くないね 今日は」
「そうだね 変えようか 別のチャンネルに」

リモコンで次々にチャンネルを変えていく
さっきの父の言葉が浮かんで全く頭に入ってこない

「これにしようか」
「う、うん」

部屋の中では母が父のちんちんをどうしてるのだろう
きっと姉もそれを考えてるはずだ



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