7年ぶりの姉の帰還について(1)「ねぇ アキラ これってオレオレ詐欺じゃないかしら」
「私よ 私」
「ねぇ アキラ これってオレオレ詐欺じゃないかしら」
「間違いないって」
「私だってば もう」
飯塚アキラ 20才 一応就活中
うちは両親と姉の4人家族
ただ姉は高校を卒業してすぐに家を出てしまったので
ずっと3人で暮らしている
「本当にミホだったのかしら」
「もしもの時はすぐに警察に連絡しないと
携帯が壊れたっていうのもウソくさいし」
「そうよね あなたはどう思う」
「声でわかるだろ そんなの」
「何だか電波が悪いみたいで聞こえにくかったのよ」
「いつの時代の話だよ それに名乗らなかったのか」
「うん 自分の名前を言わないなんておかしいでしょ」
「まぁ でも家族だからな アキラはどう思ったんだ」
「どっちの可能性もあると思う」
姉はミホ 25才
最後に顔を見たのが中学の時なのでかなり印象が薄れている
そのあと無事を伝えるメールが父に何通か届いているが
本当にそれだけだ 本文も”元気だから”だけで
何をしてるかどこにいるのかも全くわからない
母はコトミ 48才 専業主婦
テレビに影響されやすくいろんなことをしているが
今はジャズダンスとSNSに夢中になっている
専業主婦コミュニティのオフ会を主催したりと
仕事してるよりも忙しく過ごしている
父はマサヒコ 55才 総合商社勤務
小さい頃は今よりも仕事が忙しく出張も多かったので
あんまり遊んでもらえなかったが
今はいろいろと相談に乗ってもらっている
家はモノレールと地下鉄の駅が近くにある
高層マンションで間取りは3LDK
僕が生まれた時に新築で購入したとのことだ
ピンポ~ン
「来たわね」
「帰ってきただろ 何を言ってるんだ」
「はいは~い 帰ってきたよん」
インターホンの画面を見ると姉らしき女性が映っている
「やっぱりミホじゃないか 声でわかるだろ」
「帽子とマスクって怪しいじゃないの
芸能人になったわけじゃあるまいし」
「いいから 早く開けてやれって」
ピンポ~ン
母が玄関を開けるとそこに立っていたのは
みんなが記憶している姉ではなかった
「ちょっと ミホ・・・」
「まぁ びっくりしちゃうよね
ちゃんと説明するから早く中に入れて」
「本当に姉ちゃん?」
「アキラ 久しぶりね 男らしくなったじゃない」
「いやっ おまえ 変わり過ぎだろ」
「ハハハッ バージョンアップしたからね
美人の娘の方がいいでしょ お父さん」
リビングに入ってからじっくりと見てみた
「あっ・・・」
僕は本当に驚いた それは姉の顔が・・・
「ちょっとアキラは私のとなりでしょ
どうしてそっちに座ってるのよ」
「まぁ いいじゃないの それよりどうしたのよ
声以外何もかも別人になってるじゃないの」
「ウフフッ キレイになったでしょ」
「整形したのか」
「そんな当たり前の質問するかな」
「顔だけじゃないだろ」
「あっ もうわかっちゃった お父さんも男だねぇ」
谷間が見える服を着てるので誰が見てもわかる
ちなみに姉は元々巨乳ではなかった
「ちょっとは私たちに相談しなさいよ」
「反対するでしょ どうせ」
「まぁ ここまでするっていうのを
賛成する親はいないと思うぞ」
「あなた 落ち着いてますけどもう許したんですか」
「手遅れだろ 元に戻せるわけもないし」
「あぁ 親戚の集まりに連れていけないじゃない」
「今までもスルーしてたんだから何ともないって」
しばらく4人で顔を見合わせた
「私の部屋ってそのままだよね」
「もちろんよ」
「うれしいな」
「それでこれからはここで暮らすのか」
「うん ダメかな」
「そんなわけないだろ おまえの家じゃないか」
「ありがと お父さん」
僕は姉のソファの方に移動した
「ウフフッ びっくりさせてごめんね アキラ」
まだこの状況が信じられない
それは整形したということだけじゃない
姉の顔が中学の頃からネタにしている
AV女優の顔にそっくりだからだ
「それで荷物はどこにあるの」
「明日の午前中に届くことになってる
別に先に送ってもよかったんだけど ほらっ
お母さんが中を開けてさ バレたらつまんないなって」
「そんなことしないわよ」
「いやっ するだろ おまえは」
「ハハハッ」
「疲れちゃったし シャワー浴びて寝よっかな
下着ないからお母さんの貸して」
「そんなことみんなの前で言わなくていいでしょ
もう恥ずかしいわね」
「見た目が変わっただけで中身は同じだもん ハハハッ」
母と姉がリビングから出て行ったので父と2人になった


「ねぇ アキラ これってオレオレ詐欺じゃないかしら」
「間違いないって」
「私だってば もう」
飯塚アキラ 20才 一応就活中
うちは両親と姉の4人家族
ただ姉は高校を卒業してすぐに家を出てしまったので
ずっと3人で暮らしている
「本当にミホだったのかしら」
「もしもの時はすぐに警察に連絡しないと
携帯が壊れたっていうのもウソくさいし」
「そうよね あなたはどう思う」
「声でわかるだろ そんなの」
「何だか電波が悪いみたいで聞こえにくかったのよ」
「いつの時代の話だよ それに名乗らなかったのか」
「うん 自分の名前を言わないなんておかしいでしょ」
「まぁ でも家族だからな アキラはどう思ったんだ」
「どっちの可能性もあると思う」
姉はミホ 25才
最後に顔を見たのが中学の時なのでかなり印象が薄れている
そのあと無事を伝えるメールが父に何通か届いているが
本当にそれだけだ 本文も”元気だから”だけで
何をしてるかどこにいるのかも全くわからない
母はコトミ 48才 専業主婦
テレビに影響されやすくいろんなことをしているが
今はジャズダンスとSNSに夢中になっている
専業主婦コミュニティのオフ会を主催したりと
仕事してるよりも忙しく過ごしている
父はマサヒコ 55才 総合商社勤務
小さい頃は今よりも仕事が忙しく出張も多かったので
あんまり遊んでもらえなかったが
今はいろいろと相談に乗ってもらっている
家はモノレールと地下鉄の駅が近くにある
高層マンションで間取りは3LDK
僕が生まれた時に新築で購入したとのことだ
ピンポ~ン
「来たわね」
「帰ってきただろ 何を言ってるんだ」
「はいは~い 帰ってきたよん」
インターホンの画面を見ると姉らしき女性が映っている
「やっぱりミホじゃないか 声でわかるだろ」
「帽子とマスクって怪しいじゃないの
芸能人になったわけじゃあるまいし」
「いいから 早く開けてやれって」
ピンポ~ン
母が玄関を開けるとそこに立っていたのは
みんなが記憶している姉ではなかった
「ちょっと ミホ・・・」
「まぁ びっくりしちゃうよね
ちゃんと説明するから早く中に入れて」
「本当に姉ちゃん?」
「アキラ 久しぶりね 男らしくなったじゃない」
「いやっ おまえ 変わり過ぎだろ」
「ハハハッ バージョンアップしたからね
美人の娘の方がいいでしょ お父さん」
リビングに入ってからじっくりと見てみた
「あっ・・・」
僕は本当に驚いた それは姉の顔が・・・
「ちょっとアキラは私のとなりでしょ
どうしてそっちに座ってるのよ」
「まぁ いいじゃないの それよりどうしたのよ
声以外何もかも別人になってるじゃないの」
「ウフフッ キレイになったでしょ」
「整形したのか」
「そんな当たり前の質問するかな」
「顔だけじゃないだろ」
「あっ もうわかっちゃった お父さんも男だねぇ」
谷間が見える服を着てるので誰が見てもわかる
ちなみに姉は元々巨乳ではなかった
「ちょっとは私たちに相談しなさいよ」
「反対するでしょ どうせ」
「まぁ ここまでするっていうのを
賛成する親はいないと思うぞ」
「あなた 落ち着いてますけどもう許したんですか」
「手遅れだろ 元に戻せるわけもないし」
「あぁ 親戚の集まりに連れていけないじゃない」
「今までもスルーしてたんだから何ともないって」
しばらく4人で顔を見合わせた
「私の部屋ってそのままだよね」
「もちろんよ」
「うれしいな」
「それでこれからはここで暮らすのか」
「うん ダメかな」
「そんなわけないだろ おまえの家じゃないか」
「ありがと お父さん」
僕は姉のソファの方に移動した
「ウフフッ びっくりさせてごめんね アキラ」
まだこの状況が信じられない
それは整形したということだけじゃない
姉の顔が中学の頃からネタにしている
AV女優の顔にそっくりだからだ
「それで荷物はどこにあるの」
「明日の午前中に届くことになってる
別に先に送ってもよかったんだけど ほらっ
お母さんが中を開けてさ バレたらつまんないなって」
「そんなことしないわよ」
「いやっ するだろ おまえは」
「ハハハッ」
「疲れちゃったし シャワー浴びて寝よっかな
下着ないからお母さんの貸して」
「そんなことみんなの前で言わなくていいでしょ
もう恥ずかしいわね」
「見た目が変わっただけで中身は同じだもん ハハハッ」
母と姉がリビングから出て行ったので父と2人になった



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