7年ぶりの姉の帰還について(3)『二股してたなんてひどいじゃない!!!』

『二股してたなんてひどいじゃない!!!』
『うるさい!ブサイクで貧乳なくせに
生意気なこと言いやがって』

山崎エイジ 高校の同級生

私はこの元カレが原因で整形することにした
もちろん復讐するためだ

同棲をはじめた頃はエイジも優しかった

『ミホ 一緒に暮らしてくれてうれしいよ』
『私もだよ エイジ』

エイジの家は荒れていた
私と違って家を出たくて仕方なかったのだ

ただ同棲したあと仕事場の悪い先輩たちに誘われて
毎晩飲みに行くようになり変わってしまった

二股してた女はよく行く飲み屋のバツイチの女だった
店の裏で抱き合ってる2人を見た時は卒倒しそうになった

そして謝ってくれたら許そうと思ってたのに
まさかの言葉を吐いてきたのだ

ブサイクなのも貧乳なのも付き合った時からなのに
そのせいで浮気したように言われるなんて・・・

飲み屋の女もブサイクだったが胸は大きかった
遠めから見てわかるくらいなので爆乳だったかもしれない


私は夜の世界に飛び込みお金を稼いでいった

部屋は借りずに店の先輩の部屋に転がり込んだ
何度かその先輩の彼氏にも襲われたがガマンした

そして目標の300万を貯めて整形したのだ

顔だけじゃなく豊胸手術も続けて行った


『この顔にしてください』

『こういう胸になりたいんですが』


腕のいい先生に当たってよかった
豊胸してる子のおっぱいは何度も見せてもらってたが
やり方によって全然違うのだ

私は脂肪注入法を選んだ
BカップからDカップにしかならないが
自然に大きくなるとクリニックのサイトに載っていた

顔を日暮レイナに似せようと思ったのは
アキラも理由だが復讐にも悪くないと思った

エイジの結婚式にAV女優に似た女が乗り込んできたら
きっと相手の女も軽蔑して落胆すると思ったのだ
テンションの下がった女と結婚するなんて愉快過ぎる

私が悪女になったのはエイジのせいだ

ただそんなエイジと同棲することが出来たのは父のおかげだ

部屋の保証人も父だしお金に困ったらいつでも連絡しろと
言われていた 母とアキラには内緒にしている


「お父さん ごめんね 相談しなくて」
「いつの間に別れてたんだ あの男と」
「4年くらいは一緒に住んでたよ あの部屋で」
「ちゃんとメールがきてたから心配してなかったのに」
「本当に部屋には来てなかったんだね」
「あぁ 俺だけおまえの状況を知ってるのも
母さんやアキラに悪いからな」
「ウフフッ」

「でもどうしてカラオケボックスなんだ」
「だって普通の店だと誰かに見られるかなって」
「親子でいるのを見られて何が困るんだ」
「愛人だと思われちゃうかもよ」
「ハハハッ 説明すればいいだけだろ」
「娘は整形したんですよって言うの ハハハッ」
「まぁ 信じてもらえるかどうかはわからないけど
母さんには疑われないし別にかまわないって」

「お父さん 私 キレイになったでしょ」
「ミホは元々キレイだよ」
「思ってもないこと言わなくていいって」
「何言ってるんだ 本当にそう思ってるよ」
「じゃあ 今の私の方がブサイクに見えるのかな」
「そんなことはない 今の顔もキレイだよ」

「こっちはどうかな」
「おいおいっ こんなところで」

父に近づいてシャツをつまんで谷間を見せた

「別に脱いでるわけじゃないんだから」
「ノーブラじゃないか」
「うん お父さんにサービスするために外したの」
「何を言ってるんだ 俺はおまえの父親だぞ」
「わかってるよ でも顔が変わったから
娘に見えないかなって」
「すぐに慣れるさ 中身は変わってないんだから」
「でもムラムラしちゃったら教えてね サービスするから」
「はぁ・・・」

「しばらく仕事もしたくないんだよね」
「家にいるんだったらする必要ないだろ」
「いいのかな」
「子供が親に遠慮してどうするんだ」
「だって甘えてばっかりだからさ お父さんに」
「それが親孝行なんだ 気にするな
一生結婚せずにそばにいてくれてもかまわないんだから」
「ウフフッ でも男遊びはするよ」
「当たり前だろ 若いうちは楽しまないと」
「お父さんも楽しんでたんだね 結婚する前は
私が出来ちゃって結婚することになったけど」
「何を言ってるんだ 母さんとは結婚するつもりだったんだ
ただ順序が逆になってしまっただけで」
「ハハハッ 言い訳してる~」
「困った娘だな 全く」



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