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母と息子の偽装生活(3)『ミツルに彼女が出来てからだと思います』

「ミツル 起きて」

お弁当の用意が済んでから息子を起こす


「うっ うんっ あぁ~ よく寝たなぁ」

自分で起きることは滅多にないが寝起きは悪くない
すぐに頭が回転するようになっているのだ

「ママ おっぱい吸いたい」
「はいはい」

顔におっぱいを押しつけていく

「苦しいよ ママ」
「ウフフッ こっちは起きてないみたいね」
「あっ もう」

チューチュー チューチュー

「じゃあ 起きて ごはん食べて」
「うん」



「行ってきま~す」
「行ってらっしゃい」

私は9時半に家を出るのでそれまでに
掃除や洗濯を片付けていく



「おはようございます」

パート先のお弁当屋は【ホカホカ弁当】
チェーン店ではなく個人経営の店だ

オーナーは松山イクオ 66才 奥様はヒデコ 62才

私はもう15年近く働いているので仕事には慣れている
ほとんどこの3人で店を回しているのだ

定休日は日曜日 予約次第では手伝いに来ることもある
私はそれ以外に息子に合わせて火曜日も休みにしている


「あぁ おはようさん」
「フミコさん 今日は朝から忙しいわよ」
「あれっ 予約入ってなかったですよね」
「昨日フミコさんが帰ってから注文があったのよ
仕出しの手違いで50人分足りなくなったって」
「わぁ」

開店時間が私の出勤時間になっている

いつもなら11時半くらいまでお客さんがあまり来ないので
ゆっくり昼の準備をしていく
作り置きの100個の弁当を詰めるのが主な仕事だ

「オーナー これはどうしましょう」
「ダメだな 捨ててくれ」
「わかりました」

あまりにひどい出来の総菜は廃棄になる
その見極めは売上次第なので私は毎回聞くことにしている

あと店長をオーナーと呼ぶのには訳がある

大通りを挟んで向かいにあるコンビニとカレーショップも
オーナーが経営してるのだ
このあたりの土地は代々松山家が所有している

コンビニはオーナーの長女夫妻が担当している

松山ヒデミ 38才 夫はユキト 30才 婿養子

ヒデミさんは若くてカッコいい旦那を囲っているのだ
たまに店に出たりもするみたいだがヒモに近い

カレーショップの方は長男が開いた店だが
実質の経営者はやはりオーナーだ

松山タケシ 40才 バツイチ

実はこのタケシさんと私は付き合ってることになっている
まだ2年しか経ってないが偽装恋愛中だ

それというものタケシさんが離婚した時に
ゲイであることをカミングアウトしたのだ


『フミコさん もしよかったらいい人が見つかるまで
うちのタケシの恋人になってもらえないかな』

ゲイであることは奥様に先に聞いていた
私は口が堅いので信用して話してくれたのだ

『別にいいですけど・・・』
『本当かい』
『はい』
『誰かいい人が見つかったらやめてくれていいからね』
『ミツルに彼女が出来てからだと思います』

『仕事に来た日にカレーショップに顔を出して
ちょこちょこ話するだけでいいからさ』
『わかりました』
『その代わりカレーはタダにしてあげるからね
毎日でもテイクアウトして持って帰って』

さすがに毎日では飽きてしまうので
食べたくなった時に持って帰っている

ただ店に顔を出すのはいつもの日課だ



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