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妹との再会(2)「私なんてその程度の存在なんだね」

「ナオミ 俺と一緒に暮らしてくれ 頼む」

「じゃあ お兄ちゃんがこっちに来て」
「えっ!?」
「お母さんの顔なんて見たくないもん」
「それは・・・」
「私なんてその程度の存在なんだね」
「そんなこと言ってないだろ」
「もういいよ 会うのは今日で最後にしよう
見知らぬ土地に行って誰かと幸せな結婚するから」
「ヤケになるなって」
「なってないよ その方が幸せに決まってるもん」

「わかった わかった ちょっと考えさせてくれ」

しばらく頭の中で妹の話を巡らせていった

確かに母のしたことは非情な気がする
ただ年老いていく母を見捨てるのも心苦しい


「お兄ちゃん」

「もうちょっと・・・」
「そうじゃなくてここオフロないからさ
一緒に銭湯に行こうよ 3日も入ってないんだよね」
「あっ あぁ そうか」
「ゆっくりと湯船に浸かって考えてくれればいいから
どっちを選択しても嫌いになったりしないし」
「ありがとな ナオミ」
「言いたいこと言ってちょっとすっきりしたかも」


「お兄ちゃん 着替えはお父さんのでいいよね」
「あっ あぁ そうだな」

「じゃあ 行こう カミソリも入ってるからね」
「あぁ」

アパートを出て歩き出した

「近いのか」
「うん 5分もかからないよ あの煙突だから」

「どれくらいのペースで銭湯に行ってたんだ」
「う~ん お金がある時は週に3回は行ってたかな
でも今の仕事はじめてからは休みの日だけだよ
普段は会社のシャワーを使わせてもらってるから」
「そうか」

「ナオミ ちょっと太ったか」

昔に比べておしりがムチムチとしている気がする
あと明らかに胸は大きくなった

「覚えてないでしょ 昔の私の体型なんて」
「小さい時はオフロに入れてやってたから
結構はっきり覚えてるんだけどな」
「そうなんだ」
「俺と同じでおしりの穴の近くにホクロがあるだろ」
「もう そんなことは覚えてなくていいよ」
「ハハハッ」

離れる時よりも小さい頃のことを覚えてるのは
あまり妹を見ないようになってたからだ



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