妹との再会(4)「帰ったら毎日マッサージしてあげるから」

「乾杯!」

「ハハハッ そういうことはまだ言っちゃダメだろ」
「そっか そうだね」

何だか妹の表情が明るくなった気がする
銭湯でキレイにしてきたからだろうか

「すっぴんをそんなにじっくり見られると困るよ」
「おまえはその方がキレイだと思うけど」
「本当に?」
「あぁ」
「でもそれって化粧が下手ってことよね」
「あっ いやっ そういうことじゃ・・・」
「ハハハッ 冗談だよ 下手なのはわかってるから」

ビールを2缶づつ飲み終えて焼酎タイムに移っていった


「あぁ 明日帰っちゃうんだね お兄ちゃん」

こんな風に薄着の妹と毎日飲めるなら・・・

早くこっちで一緒に住みたいな

「すぐに戻ってきてやるよ」
「えっ!えっ!本当に? 明日になって
酔ってて覚えてないとかなしだよ」
「じゃあ どっかに書いておくか」
「うん 書いて書いて」

2人でここで暮らすことを心に決めた

「ウフフッ うれしいなぁ」

「あぁ でも車通勤1時間はキツいな
時期をみて転職するしかないか」
「帰ったら毎日マッサージしてあげるから」
「本当かよ 最初だけのサービスだろ」
「ウフフッ そうかも 私も仕事してるしね」
「ハハハッ」

「お兄ちゃん そんなにおっぱいが見たいの?」
「そんなこと言ってないだろ」
「でも寝てる時に勝手にシャツをめくって
見たりするのは絶対にやめてね」
「当たり前だろ 何を言ってるんだ」

ちょっと悲しげな表情になったのを俺は見逃さなかった

「まさかだけど父さんに・・・」
「う、うん ガンが見つかったあとにね
それまでは本当に何もなかったのに」
「気づいてなかっただけじゃないのか」
「ううん お兄ちゃんみたいにジロジロと
見たりすることもなかったもん」
「じゃあ 父さんがナオミを選んだんじゃなくて
母さんが俺を選んだってことか」
「だから会いたくないんだよ」

妹の気持ちが痛いほどわかってきた

「帰って母さんと会うのが気まずくなってきたな」
「すぐにこっちに来ればいいじゃない」
「まぁ そうだけど・・・」
「私とお母さんの仲直りは一生ないからね」
「そんな・・・」
「今日来てないってことで誰に聞いてもわかることだよ
私だけじゃなくてお母さんも会いたくないのよ」
「はぁ・・・」

気持ちよく酔ってきたと思ったら醒めてきた

「ごめんね お兄ちゃん」
「どうしたんだ」
「ずっと誰にもわがままを聞いてもらえなかったから
ついつい・・・楽しく飲もうって決めてたんだけどさ」
「ナオミ・・・これからは俺がわがまま聞いてやるからな」
「ウフフッ うれしいな」

「笑うと可愛いな」
「じゃあ 笑ってない時はブスってことじゃない」
「ハハハッ」
「ちょっとぉ お兄ちゃん否定してよ もう」

「なぁ 父さんにどんなことされてたか聞かせてくれよ」
「興奮しちゃいそうだなぁ」
「いいだろ 興奮くらいさせてくれよ」
「さっきからこれだけで十分興奮してるのに」

Tシャツを引っ張ってくれた 
乳房あたりががくっきりと浮かび上がって・・・

「乳首はたってないのか」
「うん まだ陥没したままだよ」
「そうなのか」
「相当興奮しないとたってこないんだよね」

妹とこんな話をすることになるなんて
来る前には全く予想していなかった



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