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孫の看病 -災い転じて福と為す-(4)

「買ってきたよ」
「ありがとね」
「これコロッケ 先に食べるでしょ」
「タイチの分も買ってきたかい」
「僕はいいよ」
「じゃあ半分こして食べよ」

布団のそばに座ってコロッケを食べた

「飲み物は何がいいかな」
「お茶もらえる」
「うん」

出来ないこともないがタイチに
飲ませてもらった

「右手は使えるんだけど
時々痺れちゃうのよね」
「お母さんからいろいろ聞いたよ
無理して悪化するといけないから
何もさせないでって」

トイレにも行けなくなると
看病が大変になるからだ
カラダも背中は無理だが
ワレメも胸も自分で拭けないことはないのだ

食べ終わってタイチは
片づけをし始めた

「本当にカラダを拭いてくれるのかい?」
「うん」
「イヤならいいんだよ」
「どうしてそんなこと言うの?」
「タイチも男の子だろ だから・・・」

つい言ってしまった
こんなこと聞けば気まずくなる

「つまんないこと言っちゃったね」
「・・・」

意識してなかったかもしれないのに
私はバカだ

「タイチ よろしくね」
「・・・うん」

カラダを拭く準備が終わると
タイチは寝ている私の顔を見た

「髪を先に洗ってくれるかい」
「うん わかった」

髪を洗うのが一番大変かもしれない

ただ娘に聞いてきたのか
慣れない手つきだが順序良く
洗ってくれた

「気持ちよかったわ タイチは
美容師になれるかもね」
「そんなこと・・・」
「そうだ 今は何かなりたいものあるのかい
あの写真を撮った頃は昆虫博士だったけど」

いろんな本を読んでいたが
しばらくは昆虫にはまってた気がする
標本を夫と見てる姿が思い浮かんだ

「プログラマーになろうかなって」
「パソコンとかインターネットとかかい」
「うん そんなもの」
「お祖母ちゃんはそういうの疎いから
わからないけど難しいんだろ」
「うん」
「大学もそういうところに行くんだね」
「うん 受かるかどうかわからないけど」
「タイチならやれるさ」

嬉しそうな表情を見せた
よく見ないと喜んでるのかわからないが
私は見慣れてるのでわかる 小さいときから同じだ

「じゃあ・・・」

ついにカラダを拭いてもらう時がきた



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