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孫の看病 -災い転じて福と為す-(12)

「おはよう」
「あぁ 気楽でいいわぁ」
「ちょっと手を貸してくれる?」
「お安いご用よ」

まぁ フサエさんがいても困ることはない
全部やってくれるわけではないが
タダでヘルパーさんがいてくれるようなものだ

「シャワーでも浴びよっかな」

そうこうしてると昼頃に娘がやってきた

「あれっ 誰かいるの?」
「あっ ユミちゃん来たのね」

「フサエさん お久しぶりです」
「ちょっとおじゃましてるのよ」
「昨日からね」
「どういうことですか?」
「ちょっとケンカしちゃって」
「ハハハッ 若いですね」
「ユミちゃんのところは円満らしいわね」
「年が離れてるのでケンカにならないですよ」
「ヨウジさんは穏やかだしね」
「いいわね うちは同い年だから
本当ケンカばっかりしてるのよ」
「旅行はいい感じだったってお母さんに
聞きましたけど」
「そう 旅行はよかったのよ ラブラブよ」
「ハハハッ」

「タイチがお母さんがよく寝てたとか言ってたけど」
「そうなのよ 昨日は特にね
なんだかタイチの顔を見てると落ち着くのかな」
「役に立ってるみたいでよかったわ」
「感謝しかないわよ 元気になったら
恩返ししてあげるつもりよ」

「でもどうなのかな」
「えっ 何がですか」
「ううん」
「ちょっとフサエさん気になるじゃないですか」
「タイチくんも高校生でしょ お祖母ちゃんとはいえ
女性のハダカを見せるのはどうかなって」
「ちょっとフサエさん何言ってるのよ」

お世話になっておいて余計なことを言うとは
息子さんや旦那さんとケンカになるのも頷ける

「あっ・・・考えてなかったわ」
「母親を女性と思わないのはわかるけど
ちょっとは気を使わないと」
「お母さん恥ずかしかった?」
「私はなんともないわよ」
「タイチくんの方よ 問題なのは
性教育の方はちゃんとしてる?」
「えっ・・・ 夫がしてるって言ってましたけど
私は男のことあまりわからないですし」
「じゃあ 大丈夫かな」
「フサエさん!話をややこしくしないでよ
ただの看病なんだから」
「ごめん ごめん」

娘がどうするのかわからないが
出来ればこのままタイチには来てもらいたい

「ユミ 本当ヘルパーさんに頼んでも
いいと思ってるんだからね」
「わかってるわよ 何度も言わなくても」
「迷惑かけたくないのよ 私は」
「お互い様でしょ そのために近くに
住んでるんだから」
「そうね」

さすがにフサエさんにハダカを見られるのは
恥ずかしいのでカラダを拭いてる間は
となりの部屋に入っててもらった

「お母さんおっぱい大きいもんね」
「今さら何言ってるのよ」
「私は女だから何とも思わないけど
男だったら・・・でもお祖母ちゃんだしね」
「そうよ フサエさんが言ったことは
大げさだから気にしないで タイチはマジメに
私の髪を洗ったりカラダを拭いてくれてるから」

「聞こえてるわよ 私の悪口は直接言ってね」
「ハハハッ 聞かれてたね」

2時間ほどで娘を帰っていった

「フサエさん!!」
「さっき謝ったじゃないの もう」
「自分のとこがゴタゴタしてるからって
他の家庭までゴタゴタさせないでよ」
「本当にごめんなさいって
せっかくタイチくんも楽しんでるのにね」
「はぁ・・・」
「ごはんの用意するわね」

フサエさんがいるので娘は体を拭いただけで
帰っていったのだ

「明日タイチくん来るのよね」
「そうね」
「私もこのままいていいかな」
「帰るつもりだったの?」
「そりゃ・・・邪魔かなって」
「そんなこと思ってないくせに」
「ねぇ 私もタイチくんと遊んじゃダメかな」

タイチにとっては私以外の女性を
見るのは嬉しいかもしれない

「ユミの前で言ったりしないでしょうね」
「当たり前でしょ 今日もそんな風には
言わなかったじゃないの」
「まぁね でもタイチが嫌がったら
おとなしくしててね」
「来る前にキレイにしておかないとなぁ」

その日も早めに眠りについた



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