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個室(1)

「コースは」
「3時間で」
「2000円になります」

ここは個室ビデオBOX
僕のアルバイト先でもう2年目になる

「ではあちらの通路奥の6番の部屋で
お願いします」

専門学校に通ってる時からずっと清掃関係の
バイトをしていたがたまたま見つけた
このバイトが気に入ってずっと続けている

あれは2年ほど前 実家で暮らす僕としては
もっと自由にオナニーできないか考えていた
そんな時雑誌で個室ビデオの存在を知り
行こうと思ったのだがいつも使う駅には
店が1軒しかなく入るところを
誰かに見られると恥ずかしいので
自転車に乗って近場の駅の店を探すことにした
そしてたまたま橋を越えたところにある駅で
いい店を見つけたのでそこに通うようになった

そこは同じビルに2軒個室ビデオの店があるが
僕は2Fのルージュという店の常連になった
理由は簡単で5Fの店に行くにはエレベーターに
乗るしかなく居酒屋とネイルサロンのお客さんと
同乗する可能性があるのだ

そのルージュに通い始めて3ヶ月くらいした時に
たまたま階段のところにある求人を見つけた
それは5Fのキングという店のものだった
時給が今の清掃バイトよりも少し高くて
何より楽そうなので応募することにした

カランコロン

お客だ うちはいらっしゃいませを言わない
僕も客だったので気持ちはわかる
出来るだけ無関心でいてほしいのだ
ただいろいろ聞いてくる客も中にはいる

「逢沢はるかの新作いつ入ります」
「ちょっと待ってください」
「・・・」
「あっ もう入ってます でも今貸し出し中で」
「どこにありました」
「その通路の右側に新作コーナーが」
「あそこかぁ で何時に出る予定かな」
「えっと・・・ まだ2時間くらいは」
「そっか」

このバイトのいいところは他にもある
オーナーの人がバイトに優しいというか
新作以外は自由に借りてかえっていいのだ
ただ家では自分だけの部屋はないので
頻繁に見ることはできない
たまに家族が留守の時を狙って借りてかえる
せっかくのチャンスなので
早くひとり暮らししたいと思っていて
貯金もはじめている













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