祖母と孫の約束(12)「私の可愛い孫だけど若い男ってことは忘れないで」
「退院してから体調はどうなの?」
「どんどん良くなってる でも憂鬱だわ」
「どうして?」
「だって出戻りの娘とふたりきりなんだもの」
井上晴子 バツイチ 娘 晴香 バツイチ
芳江と違って同郷のクラスメイト
学生時代は仲良くなかったが同窓会で意気投合した
近くに住んでることさえ知らなかったのだ
ただその時はお互い夫がいる身の上だった
独り身になってから頻繁に会うようになったが
晴子は持病が悪化してしばらく入退院を繰り返していたので
電話で話すくらいになっていた
「ちょうどよかったわ 若い男が家にいるのよ」
「若い男!?」
「孫の直哉なんだけど」
「あぁ 自慢したいのね」
「ううん 明日は大輔も来るんだけどどうかなって」
「お邪魔でしょ せっかく孫に囲まれるのに」
「晴香ちゃんも一緒でいいわよ」
「私たちなんか歓迎されないと思うけどな」
「ううん 大輔の方は年上好きだから 私のことだって・・・」
「何々」
「それはまたおいおいね それより予定はどう?」
「私は大丈夫だけど晴香は仕事だから行くとしても夜になるわ」
「泊まっていってよ 晴香ちゃん土曜日は休みでしょ」
「本当にいいの?」
「私の可愛い孫だけど若い男ってことは忘れないで」
「ウフフッ ちょっと元気になってきたわ」
男の看護士にムラムラしたっていうくらいに
晴子はスケベなのだ
「晴子ちゃんは相手出来たの?」
「いないいない でも朝帰りすることあるから
いろいろ男とは遊んでるみたいだわ」
「そういうのは教えてくれないの?」
「私に言えない相手なんじゃない 不倫とか」
「いいわね 若いって」
「そうよ 私たちだって40代ならいくらでも・・・ね?」
「うんうん その頃は夫だけの女だったけど」
「私もよ 週1回の女」
「ハハハッ 勝った勝った」
「じゃあ 明日7時前に行くようにするわ」
「夕食用意して待ってるからおなかすかせて来てねー」

「どんどん良くなってる でも憂鬱だわ」
「どうして?」
「だって出戻りの娘とふたりきりなんだもの」
井上晴子 バツイチ 娘 晴香 バツイチ
芳江と違って同郷のクラスメイト
学生時代は仲良くなかったが同窓会で意気投合した
近くに住んでることさえ知らなかったのだ
ただその時はお互い夫がいる身の上だった
独り身になってから頻繁に会うようになったが
晴子は持病が悪化してしばらく入退院を繰り返していたので
電話で話すくらいになっていた
「ちょうどよかったわ 若い男が家にいるのよ」
「若い男!?」
「孫の直哉なんだけど」
「あぁ 自慢したいのね」
「ううん 明日は大輔も来るんだけどどうかなって」
「お邪魔でしょ せっかく孫に囲まれるのに」
「晴香ちゃんも一緒でいいわよ」
「私たちなんか歓迎されないと思うけどな」
「ううん 大輔の方は年上好きだから 私のことだって・・・」
「何々」
「それはまたおいおいね それより予定はどう?」
「私は大丈夫だけど晴香は仕事だから行くとしても夜になるわ」
「泊まっていってよ 晴香ちゃん土曜日は休みでしょ」
「本当にいいの?」
「私の可愛い孫だけど若い男ってことは忘れないで」
「ウフフッ ちょっと元気になってきたわ」
男の看護士にムラムラしたっていうくらいに
晴子はスケベなのだ
「晴子ちゃんは相手出来たの?」
「いないいない でも朝帰りすることあるから
いろいろ男とは遊んでるみたいだわ」
「そういうのは教えてくれないの?」
「私に言えない相手なんじゃない 不倫とか」
「いいわね 若いって」
「そうよ 私たちだって40代ならいくらでも・・・ね?」
「うんうん その頃は夫だけの女だったけど」
「私もよ 週1回の女」
「ハハハッ 勝った勝った」
「じゃあ 明日7時前に行くようにするわ」
「夕食用意して待ってるからおなかすかせて来てねー」


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