義母ほぐし(3)「アイスの実がいつもより美味しいです」

「美佐もいないし外食でもしましょうか」
「いいですね」
「今日はどこにする この間は私が決めたから
伸吾くんが決めていいわよ」


先月妻が大学生のセフレの家に泊まりに行った時は
うなぎを食べに行った


「カレー食べたいんですけどいいですか」
「もちろんよ どこにする」
「駅の向こうに新しい店が出来たみたいで
友達が美味しいって」
「そうなのね 知らなかったわ 
じゃあ 小野カレーのライバル店になるわね」
「はい そうみたいです」


小野カレーは昔から地元で有名な店で
チェーン店が近くに出来たことがあるが
逆に撤退させたくらい人気なのだ


店の戸締りをしてから義母と歩いてカレー店に向かった


【ショックカレー】

激辛・鬼盛りと大きく書かれた看板がかなり目立っている
8時前だが店内はほぼ満席だ


「テーブル席がちょうど空いてよかったわ」
「そうですね」
「それにしても若い人ばっかりね」
「食べっぷりではお義母さんも負けないでしょ」
「ウフフッ もちろんよ」


義母が大食いなのは結婚してから知った
見た目でもある程度わかるが予想を超えていたのだ


「僕はチキンカツカレー400 辛さは・・・Dで」
「はい」

「私はそうね この鬼盛りスペシャルもらうわ」
「辛さはどうしましょう」
「Bでいいわ  中辛くらいでしょ」
「ノーマルで辛めなのでAにした方がいいと思います」
「そう じゃあ Aにするわ」


辛いのは僕の方が得意だ


「一瞬びっくりしてましたね」
「店員さんよりもカウンターの男の子がこっちを見てたわ」
「ハハハッ 鬼盛りって1000ですもんね
さらにカツから何から見た目がすごいですし」


しばらくするとカレーが運ばれてきた
メニューの写真に負けないくらいの迫力だ


「これは小野カレーに勝てるかもね」
「テレビの取材殺到しそうだなぁ」
「あとは味ね じゃあ 早速・・・美味しい!!」
「じゃあ 僕も・・・辛い!! うわっ 美味しい!!」


わかくさでも月に数回カレーを出すことがあるが
万人受けする野菜多めの家庭の味なので正直物足りない

ただ豚汁もそうだが汁物が売れ残ることはないので
常連客にとっては食べ慣れた味で好評なのだ


「はぁ はぁ」
「お義母さん 汗がすごいですね」
「はぁ はぁ 伸吾くんも珍しく汗かいてるじゃない」
「ふぅ これはヤミツキになるなぁ」

「トンカツもこの肉厚よ 脂身が最高だわ」

「お先です はぁ 早くアイス食べたい」
「ちょっと待っててね アイスはコンビニで買うでしょ」
「そうしましょう」


倍以上の量だが少しして義母も食べ終わって店を出て
コンビニでアイスを買った


「アイスの実がいつもより美味しいです」
「ウフフッ 私にもちょうだい」
「どうぞどうぞ」



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