中年姉弟の性風景(1)「結婚はもうコリゴリよ 絶対にないわ」
「やっと終わったね」
「あっ うん」
「あんまり話の合わないお父さんだったけど
いざいなくなると寂しいね」
「・・・そうだね」
「ねぇ しばらく一緒に暮らさない?」
飯田康夫 44才 165cm 70kg 独身 ハゲ
姉 美奈 49才 153cm 60kg バツイチ
私と姉は実家を出てバラバラに暮らしていたので
連絡を取り合うこともほとんどなくなっていた
母は病気で亡くなり今回父は心筋梗塞で突然亡くなった
父は長生きしそうだったので意外だった
「一緒に?」
「何ていうかな ちょっと怖くなることあるんだよね
お父さんみたいに突然倒れた時に誰もいなかったりさ」
「あっ あぁ」
その件は姉よりも私の方が深刻な問題だ
「彼女いるの?」
「えっ だからいないって 前に会った時に言ったじゃない」
「ウフフッ 康夫もおじさんになっちゃったね」
「今さら言われても・・・10年以上前からおじさんだから」
「あっ ハハッ そうね」
おじさんの定義はハゲてきたかどうかで
30才を過ぎた頃から一気にハゲが進んで
今では見るも無残な感じになっている
カツラも考えたが同窓会にでも顔を出さない限り
会う人も同じだしお金の無駄だと思って保留している
「姉ちゃんは再婚とか考えてないの?」
「結婚はもうコリゴリよ 絶対にないわ」
「でも俺と違って相手はすぐ出来るだろうし」
「そうね もし同棲とかすることになったら引っ越し代とか
すべて私が払うから心配しないで 逆もだけど」
「それは全く可能性もないだろうけど・・・
っていうか新しく部屋を借りるってこと?」
「だって康夫の部屋ってワンルームなんでしょ」
「う、うん」
「お互い気を遣うじゃない 家族っていっても
ずっと別々に暮らしてたからひとりの場所も必要だし」
「まぁ」
「私は今の仕事は辞めて引っ越し先の近くで仕事を探すわ
ふたり暮らしだったらそんなにお金もかからないだろうし」
「それはそうだけど・・・」
「何?」
「いやっ いろいろ考えてるから計画してたのかなって」
「ウフフッ 実はそうなの 老後のことを考える年じゃない
来年50才になっちゃうからね 半世紀よ 本当はお父さんも入れて
3人で暮らすのも悪くないかなって思ってたの」
「そうなんだ」
「経済的にも楽になるしさ」
姉の提案は全く予想していなかったが
私にとっても本当にありがたい話だ
仕事をしてごはんを食べてオナニーして寝る
休日はたまに友達と遊んだり水槽の掃除をしたりするが
ただただ年を取っていってるだけの毎日なのだ

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「あっ うん」
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いざいなくなると寂しいね」
「・・・そうだね」
「ねぇ しばらく一緒に暮らさない?」
飯田康夫 44才 165cm 70kg 独身 ハゲ
姉 美奈 49才 153cm 60kg バツイチ
私と姉は実家を出てバラバラに暮らしていたので
連絡を取り合うこともほとんどなくなっていた
母は病気で亡くなり今回父は心筋梗塞で突然亡くなった
父は長生きしそうだったので意外だった
「一緒に?」
「何ていうかな ちょっと怖くなることあるんだよね
お父さんみたいに突然倒れた時に誰もいなかったりさ」
「あっ あぁ」
その件は姉よりも私の方が深刻な問題だ
「彼女いるの?」
「えっ だからいないって 前に会った時に言ったじゃない」
「ウフフッ 康夫もおじさんになっちゃったね」
「今さら言われても・・・10年以上前からおじさんだから」
「あっ ハハッ そうね」
おじさんの定義はハゲてきたかどうかで
30才を過ぎた頃から一気にハゲが進んで
今では見るも無残な感じになっている
カツラも考えたが同窓会にでも顔を出さない限り
会う人も同じだしお金の無駄だと思って保留している
「姉ちゃんは再婚とか考えてないの?」
「結婚はもうコリゴリよ 絶対にないわ」
「でも俺と違って相手はすぐ出来るだろうし」
「そうね もし同棲とかすることになったら引っ越し代とか
すべて私が払うから心配しないで 逆もだけど」
「それは全く可能性もないだろうけど・・・
っていうか新しく部屋を借りるってこと?」
「だって康夫の部屋ってワンルームなんでしょ」
「う、うん」
「お互い気を遣うじゃない 家族っていっても
ずっと別々に暮らしてたからひとりの場所も必要だし」
「まぁ」
「私は今の仕事は辞めて引っ越し先の近くで仕事を探すわ
ふたり暮らしだったらそんなにお金もかからないだろうし」
「それはそうだけど・・・」
「何?」
「いやっ いろいろ考えてるから計画してたのかなって」
「ウフフッ 実はそうなの 老後のことを考える年じゃない
来年50才になっちゃうからね 半世紀よ 本当はお父さんも入れて
3人で暮らすのも悪くないかなって思ってたの」
「そうなんだ」
「経済的にも楽になるしさ」
姉の提案は全く予想していなかったが
私にとっても本当にありがたい話だ
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