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誘惑初心者(3) 「じゃあさ 私とホテル行かない?」

誕生日まであと2日

必ず10代で初体験を済ませたいと
私は焦っていた
顔だけで選んだ先輩や同級生には
ことごとくフラれた
そもそも彼女がいるのに無謀すぎたのだ

最終的にはそのあたりに歩いてる
おじさんに奪ってもらおうと考えていた
付き合うつもりはないので
結婚はしてる方が都合がいい
しつこくされたらウソでもついて
警察に通報すればいいだけだ

ただ今日まではと必死で探していた

「友永くん」

同じ専門学校のクラスメイト
おとなしくて害のない優しそうな男子だ

「伊藤さん」

伊藤は私の旧姓だ

「名前覚えてくれてるんだ」
「う、うん 伊藤さんこそ僕の名前なんか
覚えてくれてないと思ってよ」
「ウフフッ」

いいかもしれない
知らないおじさんよりもマシだ
気が弱そうなのですぐ別れても何とかなりそう
それに体も小さいのであそこも小さいだろう
はじめてにはもってこいだ

「ちょっと相談があるんだけど」
「相談?僕に?」
「うん」
「別にいいけど 何の相談?
あっ お金はそんなに持ってないよ」
「違うって」
「じゃあ・・・」
「ここじゃなんだから学校の前の公園に行きましょ」
「う、うん」

覚悟は決めた なるべく正直に話そう

そもそも女性から抱いてと言われれば
普通男は喜ぶはずだ
私は顔は普通だがスタイルには自信がある

「友永くん あのね」
「うん」
「今日学校終わってから時間ある?」
「えっ うん 別に平気だけど」
「じゃあさ 私とホテル行かない?」
「えっ ちょっと 今何て言ったの?」
「だから私とホテル行こうって」
「ホテルってどこのホテル」
「う~ん 別にどこでもいいけど」

そりゃそうか 突然すぎるし

「あのね 私としてほしいの」
「はぁ 何 これ いたずらはやめてよ」
「本気だって」
「ちょっと意味がわからないよ
伊藤さん僕のこと好きでもないのに」
「いいの そんなことは」
「よくないでしょ 一番大事じゃない」
「私の体に興味ない?」
「えっ」
「ダメかな」
「ううん そんなわけないよ だって・・・」
「だって 何?」
「伊藤さんは・・・キレイだし」
「ウフフッ ありがと」

「えっ でも・・・」
「じゃ 学校終わってから」

私は用件を話したので学校に戻った
さすがに恥ずかしい
頭がおかしくなったと思われても仕方ない

不思議ちゃんキャラでもないのに
驚くのは当然だ

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