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女教師の孤独(3) 「戸田くん静かにして」

「ハハハッ こいつ泣いてるぜ」
「戸田くん静かにして」
「うるせぇよ ババァ」

まわりの生徒も無関心を装う
ターゲットにされたくないのだ
もちろん私もそのひとりだ
マニュアルのように時々注意する

「そうだ あのババァでオナニーしろよ」
「・・・」
「早く!」

小山くんはチャックを下ろし
ちんちんを出した

「ボッキしてねぇじゃん
やっぱ無理か あのババァじゃ」
「戸田くん!」
「何だよ 聞いてるのかよ
じゃあ こっちに来てくれよ」
「いい加減にしなさい」
「何だよ 黙れ!」

こんなやり取りもずっとしていられない
授業も進めないといけないのだ
犠牲になるのは小山くんだけで十分だ
みんなの成績が下がれば私にも問題が降りかかる


「横島先生」
「はい」
「戸田シンゴのことですが」
「あっ はい」
「いくら連絡しても来てもらえないので
家の方に行ってもらえませんか」
「・・・はい」
「何人かの生徒の親御さんからも
どうにかしてくれと言われてまして」

学校としては来ないことを願っている
問題が大きくなると
いじめを見逃してたことが世にバレるからだ

戸田くんは父子家庭で
母親とはもう会ってないようだ

1学期はほとんど学校に来てなかったので
家庭訪問もまだしていない
そのまま消えてくれがみんなの総意だった
小山くんに比べれば何も被害を受けてないのに
そう思えてしまうくらいひどい生徒なのだ

うちの生徒も何人か住んでいるが
どちらかといえば貧しい家庭の住む
寂れた団地にやってきた

ここに戸田くんの家がある

一応在宅してそうな夜7時に訪問してみた

ピンポ~ン

誰も出てこない 内心私はホッとした
今度学校にお越しくださいという文言が入った
手紙をポストに入れて帰ろうとした

が その時

タイミング悪く父親が帰ってきた

「うちに何か用か」
「あっ 私シンゴくんのクラスの担任です」
「あぁ 先生か」
「ちょっとシンゴくんのことで話がありまして」
「何度も学校行くの断ったからだな」
「そうですね」
「ちょっとお酒飲んじゃってるけどいいかな」
「はい」

ちょっと怖い 家に入れば2人きりだ
自己防衛としてメールチェックのフリをして
スマホのボイスレコーダーをオンにした

「入って入って」

玄関の扉の裏からヌード写真だ

部屋にもこれでもかというほど
貼ってある それにエッチなDVDも
パッケージから何から散乱している

私の弟なんておとなしいものだったのかと
その時思った

そしてタバコとアルコールの
ニオイが充満している
あまりにそのニオイがきついので
他のニオイがかき消されてるようだ

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