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女教師の孤独(4) 「約束は出来ないよ」

「教育上よろしくないですね」
「いえっ もう中学3年生ですし」
「あいつとの会話はエロばっかですよ
離婚してほとんど口も聞いてくれなく
なったんだけどこれのおかげで」
「はぁ・・・」

こんな親子関係もこの世に存在するのか

「先生って何年生まれですか」
「75年です」
「えっ 同い年じゃない」
「そうなんですか」
「なんだかうれしいなぁ」

テーブルの上のものを
キッチンに投げ捨て
なんとか座れるようになった

「どうぞ こんなのしかないけど」

まさかのコーラだ
家庭訪問を回ってる時なら
お茶かコーヒーじゃないものが出て
うれしいかもしれないが
今日は戸田くんの家だけなので意味がない

ゲップをガマンできる自信はないが
出されたものを全く飲まないのも悪いので
口をつけた

「あっ ゲフッ」

すぐにゲップが出た

「ハハハッ 先生でもゲップするんだ」
「すいません」
「俺が出したんだから気にしないで」

父親はビールを飲みだした

「迎え酒ですから」
「はぁ」

「それで」
「シンゴくんなんですが
1学期はほとんど来てなくて
ここ最近は来てるんですけど
授業を聞いてくれないというか」
「勉強嫌いだからね」
「一応義務教育なので」
「もう出席日数的にアウトなの?」
「いえっ そういうのはないんですけど」
「じゃあ いいじゃない」

戸田くんも大きい方だが
父親の方がさらに大きい
それにガッチリとした体つきだ

「あと言いにくいんですけど
クラスの子をいじめたり・・・」
「それはダメだな 俺もね
中卒だけどいじめはしなかった
まぁ子分的なのはいたけどさ」

どう違うのか知りたい

「まぁ でもさ 俺も立場が弱いのよ
こういうので関係保ってるけどさ」
「あっ はい」
「先生の味方だと思われると
また口を聞かなくなりそうで
今はあんなだけど成人したら
一緒にお酒を飲める関係っていうか
そういうのに憧れてるわけ」

いろいろな理想があるものだ

「先生って子供いるの」
「まだ独身で」
「えっ」

ジロジロと私を見回した

「そんなに悪くないのに」
「ハハハッ」
「でも年がね 来年40じゃない」
「そうですね」
「いやっ 熟女好みもいるし
60くらいの男でもいいなら
いくらでも相手見つかるよ」
「私のことは・・・」
「そりゃそうだ 世間話をしに
うちに来たわけじゃないもんね」

言葉遣いで敬ってないのは明らかだが
同い年なのでさらに馴れ馴れしくなっている

「では話はすべてさせていただいたので」
「約束は出来ないよ」
「それは任せます」

それにしてもどこに目をやっても
女のヌードポスターだ
天井にまで貼る必要がどこにあるのだろう

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