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女教師の孤独(18) 「おはよう 小山くん」

「ヒデヒコ まだ起きてる?」
「うん」
「ここで一緒に住む?」
「えっ」
「ちょっと2人じゃ狭いけどね」
「そんなことないよ 一緒に住みたい
家賃の半分もちゃんと払うから」
「ウフフッ じゃ そうしましょ
仕事の方は大丈夫なの」
「営業所が多いから問題ないよ」

次の日 

いつもの電車のいつもの場所に立った
もちろん痴漢の男はいない
もしかしたらウソかもしれないと思ったが
転勤は本当のようだ

ただこれからもここに立とうと思った
バレにくいのは確かなのだ
別の痴漢が現れるかもしれない

「おはようございます あっ!」

黒のストッキングを履いているので
それを見て宇野先生が驚いたのだ

「こういうのでしょ」
「は、はい」
「生徒に聞かれちゃまずいわね」
「ハハハッ」

「そうだ あのDVDいつまで借りてていい?」
「しばらくはいいですけど」
「私は見るかどうかわかんないけど
一緒に住む弟が見るかもしれないから」
「えっ」

今日出て行くときに弟に言ったのだ


「今日休みでしょ これで楽しんでから
部屋に戻ってもいいわよ」
「何これ・・・えっ」
「ヒデヒコはこういうの嫌い?」
「ううん」
「じゃ 見てるんだぁ」
「少しは」
「女教師モノばっかりなのよ
同僚の先生が貸してくれたの
っていうか無理やり渡されたんだけどね」


今頃はオナニーしてるかもしれない

「おはようさん」
「おはようございます」
「あれっ 横島先生なんだかいつもと違うね」
「そうですか」
「もしかして男でも出来たかぁ」

川名先生はなかなか鋭いが男は出来ていない

小山くんはちゃんと登校してきているが
戸田くんはまだ来ていない

「おはよう 小山くん」
「は、はい」
「おはようって行ったら
ちゃんとおはようございますって言わなきゃ」
「・・・おはようございます」

高校に入ってもこのままじゃまた別の人に
いじめられてしまう
私が卒業までにそれを何とかしてあげよう

「この間休んだでしょ だから補習ね」
「えっ」
「放課後残っててね すぐに来るから
それまで自習してて 苦手な英語でも」

私のクラスの教室は角にあるので
誰にも邪魔されることはない

「ごめんね 遅くなって」

30分は待たせたかもしれない

「あと1時間くらいね」
「英語?」
「そんなことじゃないわ」
「えっ」
「勉強って言ってもいじめられないようにする
特訓みたいなモノよ」
「・・・」
「私もこういうのははじめてだけどね
なんていうのかなぁ このままじゃ高校でも
いやっ 社会人になっても同じだから」

小山くんは落ち込んだ

「だから特訓してあげるって
ちゃんと私の言うこと聞いてくれる?」
「う、うん」

素直に返事してくれてよかった
本人のやる気がなければ正しいことをしても
全く効果がないはずだ

「まずね 人と話す時は目を見ないとダメよ」
「う、うん」
「ほらっ さっきからキョロキョロして」

顔を近づけた

「ずっと目を見て」
「う、うん」

私を見ている小山くんの表情が
まさしくいじめられっ子なのだ
どうしてかわからないがクラスを受け持つと
小山くんみたいな子は必ずひとりはいる

「表情もかたいのよね
これは家でもやった方がいいんだけど
鏡の前でいつも笑顔を作る練習をして」
「・・・」
「笑顔の練習をしてると顔の筋肉が
もっと柔らかくなるからきっと今よりも
表情が豊かになるわ」
「うん」
「ちょっと今やってみて 私を鏡だと思って」
「えっ 笑うの」
「声を出すんじゃないのよ」

なんとか頑張って表情を作っている

「悪くないわ」
「そうなの」
「その顔で今日帰ったらお母さんに
ただいまって言うのよ」
「えっ それは・・・」
「ずっといじめられてていいの」
「ううん」
「でしょ とりあえず騙されたと思って
先生の言うことを聞いて
いろんな本を読んで先生も勉強しておくから」

「小山くん」

表情の練習を一生懸命やってる途中に
何度か名前を呼んだ
ちゃんと目を見て返事をしてるか確かめるためだ

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