新しい家族(7)

「よし ここだな」

「ご予約ですか」
「はい 田中です」
「お待ちしておりました あちらです」
「おい ちゃんとついてこいよ」
「うわぁ いいにおいがする」

「まだ来てないな」
「注文は」
「あわてるなってコースだから」
「楽しみだね お兄ちゃん」
「・・・」
「お兄ちゃん?」
「えっ あぁ」
「パパ お兄ちゃんさっきから
おかしいんだよ」
「コウジは人見知りしないもんな」

そんなことじゃない
このレストランにあのおばさんが
現れたら美味しい食事も台無しだ・・・

あっ やばい 

来た!

それもこっちに向かってくる

どのテーブルに座るんだ
いくつか空いてるけど・・・

えっ

「ごめんなさい 遅くなって」
「俺たちも今来たとこ」
「本当に」
「本当だって なっコウジ」
「うん そうだよ」

「はじめまして私は上田ヤエコです」
「ふ~ん」
「そしてあっちがお兄ちゃんのコウイチ」
「!」

おばさんも僕に気づいた
そしてホッとしたような顔を浮かべた












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