悪妻ニューウェーブ(5) 「オーナーと不倫しちゃう?」

帰ってすぐにレイコに電話をした

「何か面白いことでもあったの?」
「そうなのよ」

オーナーや高野くんのことを
すべて話した

「ハハハッ 面白いわね」
「でしょ 告白されてると思うなんて・・・」
「あなたが好きになってるんじゃないの?」

「えっ!? 何言ってるのよ 私には愛する夫が・・・」
「そういうのいいから」
「誤解しないでよ もう! それに高野くんは
まだ高校を卒業したところって感じなんだから」
「私の付き合ってる内田くんと同い年くらいじゃない」
「それはそうだけどとにかくそういうんじゃないから」
「わかった わかった」
「それよりオーナーが・・・」
「欲求不満のナツミには目に毒だったわね」
「びっくりしたわよ」
「そういう男に女は弱いのよねぇ」
「あれがギャップなのね」
「そう まぁナツミもMかもしれないけど」
「私は普通よ 多分」
「経験ないからわかってないだけよ」
「ちょっと興味はあるけど」
「オーナーと不倫しちゃう?」
「何言ってるの 本当私は浮気なんてしないから」
「ガマン出来るかなぁ」
「す、するわよ」
「今どもったでしょ」
「もう!」

正直自信はなかった
毎日でもエッチしたいのに出来ないこのモヤモヤは
仕事するくらいでは解消されないのだ

「ちょっと仕事間違えたかもね」
「えっ?」
「楽なんでしょ仕事 時間もあって」
「そうなの でも慣れちゃったしやめるのは・・・」
「今度内田くん連れて店に行っちゃおっかなぁ」
「見せつけるのはやめてね」
「そこでしちゃうってこと? 悪くないわね
っていうかその高野くんとオーナーを見てみたいし」
「別にかまわないけどさ」


その日予定外で夫が帰ってきた

「わっ 嬉しい!」
「ナツミ~」

エッチを済ませたあと夫は話し出した

「今日帰ってきた理由はさぁ」
「何々?」
「実はまた長期出張決まっちゃって」
「えっ・・・」
「インドネシアなんだけどもしかしたら
3ヶ月くらい家を空けるかもしれないんだ」

絶望的だ 今でも耐えられないくらいなのに

「イヤだよ そんなの」
「ごめん・・・」
「一緒に行っちゃダメかな」
「あんまり治安もよくないみたいだし
僕の仕事中に何かあったらって思うと・・・」
「そうだよね」
「もっと言いにくいことなんだけど
3ヶ月っていうのは予定でプロジェクトの
進行次第ではもっと・・・」

私は泣き出してしまった
こんなこともあるって覚悟していたはずなのに

「ごめん・・・」

夫は優しい わがままな私を責めたりはしない
ただ謝ってくれるのだ

「幸せにするって言ったのに・・・」
「ううん ごめんね 泣いたりして
でもちょっとスッキリしちゃった
美味しいもの食べてから2回戦しよ」
「あぁ」

次の日も夫は休暇だったので
私も仕事を休んで家でエッチ三昧に興じた

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