真夏の夜の嫁(7) 「兄弟揃ってそうなんだ」

「あぁ 疲れたぁ」
「おつかれ」
「あなたほどじゃないけど通勤が大変だわ」
「乗り換えないのがうらやましいよ」

通勤時間は倍になった
前は20分ほど電車に揺られていたが
ここからだと40分ほどかかる

もしかしたら朝は座れるかもと期待したが
待ってる車両が悪かったのか座れなかった
もちろん帰りは満員電車だ

「そうだ トイレのこと話したら
増築の見積もりを取ろうって」
「本当?」
「あんまり高いようだったら少し出して欲しいって」
「それはそうよね 私たち専用なんだし」
「ユニットバスにすればオフロ問題もなくなるし」
「今日はどうするの?」
「一緒に入ろうよ」
「いいけど 順番は?」
「あっ 今日は何も決めてないけど
兄貴があがったあとならいつでもいいんじゃないか」
「そう じゃあちょっと偵察してきてよ」
「ハハハッ わかったよ」

私はオフロが大好きだ

ここにも一応防水テレビ持ってきたが
オフロでテレビを見るのが習慣なのだ

あとストレッチも欠かせない
美容に目覚めてから体型維持に命をかけている
みっともないカラダを男に見せるなんて最悪だ

あの3Pの時も優越感に浸っていた
私のカラダを見た時のあの表情がたまらない
”うらやましい”
ただ元カノと知って絶望したのでプラマイゼロだったけど

カズミさんはさっき食卓で挨拶したが
本当に胸が大きい いわゆる男受けするカラダだ
癒しを求める男なら私じゃなくカズミさんだろう


「今入ってたけど もう出ると思う
俺ほどじゃないけどカラスの行水だから」
「兄弟揃ってそうなんだ」
「父さんもだよ まぁ母さんは普通だけど」

聞いてない そもそも母親の入浴時間を
知ってる息子ってどうなのだ

「今日は休んでたから元気だよ」
「本当? 朝まで寝かさないよ じゃあ」
「さっき疲れてるって言ってたのに」
「それとこれは別よ」

私からキスをした 結局最高の美容法はセックスだ
男に抱かれてないと成果もわからない
いつもより興奮させることが出来れば大丈夫だ

「ここでするの? オフロでもいいけど」
「どっちもよ」

タイジさんはバックから突いてきた
大きさは物足りないが悪くない

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