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天使の兄嫁/悪魔の女(1) 「甘く見ない方がいいよ」

「マモルさん 何だか追い出すみたいな形になって
本当にごめんなさいね」
「えっ いやっ・・・」
「そんなこと思わなくていいのよ
この子の引越し代は私とタダシで出したんだから」
「ちょっと母さん・・・」
「何よ 本当のことでしょ」
「そりゃ そうだけど・・・」
「もう家族なんだから秘密にする必要ないでしょ」
「またやられちゃったな マモル」
「兄ちゃん 助けてよ」
「ハハハッ」

僕は飯田マモル 25才 

専門学校を卒業して映像編集の会社で
アルバイトをしている


「早く正社員になりなさいよ
嫌いじゃないんでしょ 今の仕事」
「今回の映画で賞獲れなかったらそうするって」
「賞を獲ってもあなた監督じゃないのに」


専門学校の時の仲間とインディーズで映画を
作ったりしている 僕は編集と助監督だ

監督の遠藤は在学中にコンテストで特別賞を獲った
その作品には僕は関わってないので
どうしても一緒に作った作品で賞を獲りたいのだ

遠藤はいろいろと才能がある
監督だけじゃなく脚本もカメラも担当していて
あと僕と違って話術に長けているので
キャスト探しに困ることがない

今回の主演の女の子は遠藤が街中で声をかけた
スタッフの女の子がそばにいたということもあるが
話を聞いてくれてOKをもらったのだ
演技は全くだがポスターにすると映える容姿で
インディーズだとそれだけで圧倒的に有利だ
観客賞なんかで男が投票してくれる確率が上がる



家族は母と兄の3人家族
父は小さい頃に亡くなったので
ずっと母子家庭で育った


母はミサト 50才 

生命保険のセールスレディ

僕らを育てながら仕事をしていたので
忙しくて出会いがなかったのか
再婚の気配はこれまで一度も感じたことがない

彼氏くらいはいたかもしれないが
会ってるところを見たことがないので
兄とかわいそうだと言ったりしていた


兄はタダシ 28才 公務員

僕とは違ってしっかりしている
真面目を絵に描いたような人物だ


その兄が今年結婚した

ヒトミ 29才

兄との出会いは飲み屋とのことだ
詳しくは教えてくれないがホステスを
してたのかもしれない


うちの古いマンションには部屋が2つしかなく
僕が出て行くことになった
ずっと兄と二人部屋だったのだ


「もう片付いたし マモルは帰っていいわ」
「ちょっとぉ まだお寿司食べてないんだけど」
「あっ やっぱり食べるの?」
「ちょっと 母さん ひどいよ」
「ハハハッ」


ヒトミさんは兄よりひとつ年上ということもあるが
かなり落ち着いて見える

「お義母さん 家事のこともいろいろと
聞いておかないといけませんね」
「そうそう 今までマモルにやってもらったり
してたけどこれからは安心だわ」
「ちゃんとやってただろ 母さんのパンツまで
洗ってたのに」
「ちょっ ちょっと マモル!」
「ハハハッ」


「あぁ 今から孫の顔を見るのが楽しみだわぁ」
「おばあちゃんだ ハハハッ」
「いいわよ 全然」
「母さん まだ気が早いよ 妊娠もしてないのに」
「ハハハッ でも急いでよ」
「そればっかりは・・・ なぁ」
「ウフフッ」

兄に子供が出来たら僕はおじさんになるのか

それより自分がずっと使ってた部屋で
兄とヒトミさんがセックスするなんて
ちょっと変な気分だ


「5年くらいでなんとか家を買いたいな」
「大丈夫よ 2人で頑張って働けば」
「屋根裏でもいいから僕の部屋も・・・」
「じゃあ 少しはお金出しなさいね」
「マモルもその頃には結婚してるかもしれないぞ」
「兄ちゃん それは無理だって」
「ハハハッ 彼女を作るのが先ってことか」
「仕事のことだよ」
「あぁ そっちか」
「全く」

兄と母でお金を出し合って
二世帯住宅を建てる計画なのだ

「それまでに子供2人くらい出来てるといいわね」
「だから気が早いって 母さん」
「だって 孫に会いたくて会いたくて
ヤスエにどれだけ自慢されたと思ってるのよ」

ヤスエさんは母の友達で昔からよく遊びに来る
僕の引越し先にもすぐに遊びにきてくれた 
引越し祝いはカップラーメン1年分だ

僕がインディーズで映画を作ったりしていられるのは
兄と母とそしてヤスエさんのおかげなのだ


「今日は来ないね」
「ミドリちゃんが熱出したんだって」
「そうなんだ」

ミドリちゃんはヤスエさんの孫でまだ2才だ

ヤスエさんはうちのイベントに毎回顔を出す
正月から誕生日会からクリスマスまで何でもだ

兄と同い年の娘がいるので
学校行事の時も一緒のことが多かった


「ヒトミさんはまだヤスエさんに会ってないの?」
「噂だけいろいろと聞いてるんですけど」
「その通りだからびっくりするわよ」
「そうそう」
「ウフフッ 楽しみです」
「昼間も勝手に来るかもしれないけど
面倒だったら私に言ってね 出入り禁止にするから」
「そんな・・・」
「甘く見ない方がいいよ」
「タダシさんまで ハハハッ」

兄たちは結婚式をしなかったので
ヤスエさんとまだ会ってないのだ

「きっと断りもなく結婚したって説教しにくるわよ」
「覚悟してるよ」

ヤスエさんはずっと兄のことを可愛がっていた
見合い話もいくつか持ってきてたが
ヒトミさんに決めてしまったのだ

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